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ピロリ菌をしっかり除菌しよう!ピロリ菌ってどんなもの?

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ピロリ菌が胃の病気を引き起こす大きな原因?

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ピロリ菌と聞くと、胃炎や胃潰瘍の原因と思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。ピロリ菌は胃の疾患を引き起こす大きな原因とされ、ピロリ菌を除去することによって胃の疾患の確率がかなり下がるとも言われるほどです。そしてこのピロリ菌は、胃だけではなく十二指腸や大腸にも疾患を引き起こすとされています。

このピロリ菌とはどのようなものなのか、またどのような疾患を引き起こすのかピロリ菌について詳しくみていきましょう。

 

ピロリ菌とは

ピロリ菌とは、正式にはヘリコバクター・ピロリと言う名前の菌です。ピロリ菌については、1800年代の終盤から胃の中にらせん状の菌がいるという説があったとされています。しかし胃の中は強い酸性のため細菌は生息できないという説が有力で否定されていたようです。そしてその後1984年にピロリ菌の存在や疾患への関わりが明らかにされたということです。ヘリコはらせんを意味し、バクターはバクテリアつまり細菌のことです。ピロリとは胃の出口側で十二指腸との境界部にある幽門を指します。この幽門付近でピロリ菌が多く見つかったことに由来し、幽門にいるらせん状の細菌でヘリコバクター・ピロリということです。

 

上述のように、胃の中にはpH1~2とされる強い酸性の胃液があるため通常の菌では生息できません。しかしピロリ菌は自分で酵素を作り出すことで酸性を中和するバリアをつくっているとされています。ウレアーゼという酵素を出すことで胃の中の尿素を分解し、アンモニアを作り出しているとのことです。アンモニアはアルカリ性なので、ピロリ菌の周囲が中和され、強い酸にさらされずに済んでいるとされています。ピロリ菌も通常の細菌と同じくpH4以下では生きられないとされていますが、このようなしくみによって強い酸から逃れているということですね。ピロリ菌にはひげのようなべん毛があり、このべん毛をスクリューのように使うことで胃の中を移動しているとされています。べん毛の回転は1秒間に100回とも言われ、100mを5.5秒で移動すると言われています。

 

ピロリ菌の感染経路は、実はまだよくわかっていないようです。山水や川の水などを飲んで育った人に多いとされているのを聞いたことがある人もいるかもしれません。これは上下水道が完備されていない国で発生していることに由来するようです。しかし現在の日本では上下水道が完備されているため当てはまらないとのことです。

何らかの形で口から入るということはわかってはいますが、キスやコップの回し飲みなどではうつらないとされています。ピロリ菌に感染するのはほとんどが5歳以下とされ、この時期には胃酸が弱くピロリ菌が生き残りやすいようです。このため現在では親から子への感染が指摘されています。感染している親から子に食べ物や飲み物などの食器を介してうつるということです。

 

ピロリ菌の引き起こす疾患

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ピロリ菌は胃炎や胃潰瘍の原因となりやすいと述べましたが、他に挙げられる疾患としては胃がん、胃MALTリンパ腫、十二指腸潰瘍、大腸がんなどがあります。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍とは関連が深く、十二指腸潰瘍にいたっては97%の人がピロリ菌をもっていたという結果もあるようです。また胃がんのリスクはピロリ菌の存在によってそうでない人の20倍にもなるとされています。

 

ピロリ菌の感染は5歳以下がほとんどと述べましたが、これは新規の感染のことで、50歳以上の戦後の衛生環境を経験している人もピロリ菌をもっていることが多いとされています。約半数にも上るようです。つまりこの年代の人から幼児期の子どもへの感染が指摘されているということです。

 

このようなピロリ菌に感染している人すべてが胃潰瘍などの疾患を起こすわけではないようで、感染した人の5%程度というデータもあるようです。必ず発症するわけではありませんが、発症した場合の原因には確実にピロリ菌の存在があるとされています。

 

ピロリ菌の検査・除菌・治療

ピロリ菌の検査と治療の流れをみていきましょう。胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの疾患と診断され、ピロリ菌の存在が疑われる場合に検査が行われます。大きく内視鏡を使う方法と使わない方法に分けられるとされています。

内視鏡を使う方法としては、胃の中など粘膜の様子を観察するとともに胃の組織を採取します。そしてウレアーゼ試験といってアンモニアの量を調べたり、顕微鏡でピロリ菌の存在を確認したり、培養してピロリ菌の増殖を確認する方法がとられるとのことです。

内視鏡を使わない方法としては血液や尿を調べることでピロリ菌の抗体が無いかを確認したり、検査用の薬を飲んでから吐いた息によってピロリ菌感染を確認したり、便の中にピロリ菌の抗原がないかを確認する方法があるようです。

これらの検査によってピロリ菌の存在が確認された場合には除菌治療が行われます。ピロリ菌の存在が確認されなかった場合にはそれぞれの疾患の治療を受けるとのことです。

 

ピロリ菌の治療としては、内服による治療が行われます。抗菌薬が2種類と胃酸の分泌を抑える薬の合わせて3つが処方されるようです。1日2回の服用を7日間とされています。きちんと服用することで除菌率は75%とされています。これと前後して原疾患の治療を行うようです。すべての治療が終了した後に4週間以上の期間をあけてから再度ピロリ菌の検査を行い、きちんと除菌できたかどうかを調べるとされています。

 

1回目の治療で除菌できなかった場合には、抗菌薬の種類を1つ変えて再度7日間服用するようです。2回目の治療によって除菌できる確率は85%以上とされています。2回行えばほとんど除菌できるようで、1回目と2回目を合わせた除菌率は95%以上のようです。

 

このピロリ菌の薬も他の細菌に対する抗生物質と同じで、処方された用法・用量を守って飲み切ることが重要とされています。自己判断で止めてしまったり、飲み忘れがあると効果が出ないどころか悪影響をもたらすこともあるようです。抗生物質で起こる耐性菌の問題と同様に、ピロリ菌でも薬の効きにくいタイプのピロリ菌が現れるということです。処方された7日間をしっかり飲み切るとともに、服用のタイミングなど飲み忘れのないようにしましょう。

 

このピロリ菌に対する抗菌薬にも副作用があるようです。主なものでは便が柔らかくなったり下痢を起こしたりするとされています。食べ物の味が違うように感じられたりする味覚障害も起こるようです。これらの症状は飲み始めて2~3日とされています。最後まで服用を続けても問題ないとされているので、しっかり飲み切りましょう。

ただし、発熱や痒みなどのアレルギー症状や腹痛を伴う下痢がひどい場合などには服用を中止する必要があるかもしれないのですぐに病院を受診した方が良いとされています。

 

また除菌が成功した場合に、少数ではありますが逆流性食道炎を起こす人もいるようです。これはピロリ菌が中和していた胃酸が除菌により中和されなくなり、相対的に分泌が強くなることで起こるとされています。胃酸分泌が正常化するまでの一時的なものとされています。

 

ピロリ菌の除菌は最後までしっかり

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ピロリ菌についてその概要や疾患、そして検査と治療方法をみてきました。細菌に対する薬では、耐性菌をつくらないことが重要とされています。処方された薬はしっかり飲み切ることで、後々困ることがないようにしたいものですね。

 

参考:ピロリ菌除菌サプリ

 

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編集部:ミモー

編集部:ミモー

美容関連の専門学校で学んできた豊富な知識を記事にしています。私自身も使用しているコスメやサプリなどもご紹介していますので、お役立て出来ればと思います。

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