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【汗疹(あせも)の対処法】痒み、白、赤のブツブツの原因とは?

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汗疹はなぜできるのか

肘の内側や膝裏、首などが痒くて掻いていたら赤くブツブツができていたということも多い汗疹ですが、汗疹は多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。掻かなければ大丈夫という人や、毎年ひどい汗疹ができてしまうといったことを繰り返してしまう人など様々だと思います。汗疹は「あせも」と言う人が多いと思いますが、「かんしん」と読むこともあります。汗貯留症候群とも言うようです。この汗疹は痒みや痛みを伴う皮疹ができる疾患ですが、どのようなしくみで起きているのでしょうか。

汗の出るしくみとしては、汗腺という言葉を聞いたことがある人が多いと思います。汗腺は真皮の奥の脂肪層の近くにあり、表面の汗孔とは汗管でつながっています。汗腺で分泌された汗は、汗管を通り汗孔から出ていくということですね。この汗管で閉塞などが起こり汗が外に出ることが妨げられることによって、溜まってしまった汗が周囲の組織に漏れ出して水疱になったものが汗疹と言われています。

汗疹ができやすい場所としては頭やおでこ、首や胸、肘の内側、足の付け根の股関節の部分、お尻、膝の裏側などが挙げられています。乳児などの場合はおむつで覆われている部分も汗疹になりやすいとされています。

一般的に汗疹は子どもができやすいというイメージだと思いますが、その違いは体表面積の大きさと言われています。子どもも大人も汗腺の数は同じとされているため、単位面積当たりの汗腺の数は子どもの方が多くなります。密集している分汗もかきやすく、汗疹になりやすい環境と言えるようです。また乳幼児は皮脂が大人より少ないなど肌がデリケートとされているので、このことも汗疹になりやすい要因とされています。

では次は、汗疹の種類についてみていきましょう。

 

汗疹の種類

上述のように汗管のところで汗が溜まってしまう状態になると汗疹ができるということですが、この汗管で汗が溜まってしまう位置によって種類があります。水晶様汗疹・紅色汗疹・深在性汗疹です。

水晶様汗疹は白い汗疹と言われ、皮膚の表面近くに汗が溜まることで起こります。赤みやかゆみを伴わず、皮膚の表面に1~3mmほどの小さくて透明あるいは白っぽい水ぶくれができるだけのことが多いようです。炎症も伴わないとされ、自覚症状に乏しいとされています。日焼けの後や、発熱を伴う病気の後にできやすいようです。水ぶくれは自然に破れていき、薄い皮が剥がれてなくなるなど数日で治るとされています。

紅色汗疹は日常よく目にする赤いブツブツを伴う汗疹です。水晶様汗疹よりも深いところで起こります。汗をよくかいたり皮膚同士が擦れたり、衣服が原因で起こることもあります。赤みは炎症によるもので、痒みや発汗に伴う痛みも症状として現れます。

深在性汗疹は皮膚の深いところで起こり、熱帯地方や高温多湿の環境で働いた人に起こりやすいなどの特徴があることから日本ではあまりないとされています。

では次は、汗疹の原因と対処についてみていきましょう。

 

汗疹の原因と対処

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水晶様汗疹は自然軽快するものであり、深在性汗疹は日本ではあまりみられないため、ここでは主にいわゆる汗疹である紅色汗疹について述べていきます。

汗疹の原因としてまず挙がるのは、純粋に汗の量が多いからということです。運動や気温などにより、たくさんの汗をかいたことで汗管での詰まりや炎症が発生する場合が多いとされています。また高温多湿の環境では肘の内側や膝裏での皮膚の擦れや、衣服などにより皮膚環境がさらに悪くなることによって起こるとされています。湿布やサポーター、包帯などもその要因です。加えて皮脂の量が多い場合は汗管が詰まりやすく、もともと肌がデリケートな人も汗疹になりやすいようです。上述したように子どもは単位面積当たりの汗腺が多いことから汗疹の原因となっているということです。

汗疹に対する対処としては、まずは汗をしっかり拭くことで清潔に保つということです。汗をかいたまま拭いたりせずに放置することで、皮膚の表面にアカや汚れなどがたまってしまい汗管が詰まりやすくなるとされています。また汗をかいたままの状態では肌が本来の弱酸性からアルカリ性に傾くことで、皮膚のもっているバリア機能も落ちてしまうということです。皮膚の状態が悪くなりやすくなると汗疹やその他の皮膚疾患も起こりやすくなります。またゴシゴシ擦るように拭くのも肌を傷つけるのでやめましょう。こまめに拭いたり着替えをしたり、可能であればシャワーを浴びて皮膚を清潔に保つことが第一とされています。また衣服の通気性や速乾機能などにも気を配ると良いとされています。通気性の高い衣服や、吸湿・速乾性に優れた衣服も増えてきています。それらを上手く利用していくと良いでしょう。

実際に汗疹が出来ている場合は掻かないことが重要です。子どもの場合は特に、そして大人でも出ているときに掻いてしまうことで悪化する恐れがあります。ベビーパウダーや市販のステロイド薬などを使っているという人もいると思いますが、自分に合ったものを使いましょう。よくわからない場合や長引く場合は一度病院で診察を受けた方が良いでしょう。後述する汗疹と間違えやすい疾患の可能性もあります。またステロイド薬を使う場合に注意しなければならないのは、長期の使用は避けることと妊婦などでは使えない薬もあるということです。薬剤師などによく確認してから使用すると良いでしょう。

 

汗疹と間違えやすい疾患

ここまで汗疹についてみてきましたが、次は汗疹と間違えやすい疾患を紹介します。子どもでは痒くて掻いてしまうことで皮膚が傷つくと、細菌に感染することがあります。この細菌の感染が掻いてしまう場所に次々に起こるのが「とびひ」です。また乳幼児では頭にできた汗疹によって乳児多発性汗腺膿瘍が起こることがあるとされています。いわゆる「あせものよう」です。また同じく乳幼児ではカンジダというカビの一種が皮疹を起こすことがあります。カンジダの場合は抗真菌薬が必要になり、汗疹とは違うので受診が必要です。

その他には、首や肘の内側などの場合はアトピー性皮膚炎との鑑別も重要とされています。この場合も一度受診した方が良いでしょう。またいわゆる大人ニキビも間違えやすい皮膚疾患の1つとされています。

 

汗の対処を適切に

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汗疹についてその種類や原因、そして治療や間違えやすい皮膚疾患をみてきましたがいかがでしたか?汗疹や皮膚疾患に共通する対処としては、掻いたり擦ったりすることをせずに皮膚を清潔に保つということです。掻くことや擦ることは二次感染につながるので避けたいですし、皮膚を清潔に保つことで症状の悪化を防ぐことができます。この2つは自分でできることであり、多くはこの対処で良くなっていくとされています。

ただし、二次感染の場合や疾患の種類によってはそれに合わせた薬が必要な場合もあります。長期化している場合も含めて一度受診した方が良いでしょう。

汗疹を含めた皮膚疾患は、まずは予防として皮膚を清潔に保つことが重要で、日頃から掻きすぎないなど自制するようにしましょう。もしなってしまった場合でも清潔に保つことや触れないということを意識して、長引く場合など変化がみられなければひどくなる前に受診することが大切です。できることをしっかり行うことで、皮膚の症状に悩まされることのないように過ごしていきたいものですね。

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編集部:ミモー

編集部:ミモー

美容関連の専門学校で学んできた豊富な知識を記事にしています。私自身も使用しているコスメやサプリなどもご紹介していますので、お役立て出来ればと思います。

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