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バセドウ病は女性に多い?その原因と特徴的な3つの症状とは?

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 バセドウ病とは

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バセドウ病とは、甲状腺の機能が亢進することで甲状腺ホルモンが過剰につくられるようになる甲状腺機能亢進症の1種です。甲状腺の多くの疾患は女性に多いとされています。バセドウ病も例外ではなく男女比は1:4とされています。甲状腺全体では1:9とされており、甲状腺疾患の中では男性にも起こりやすい疾患のようです。

バセドウ病はドイツ人のドクターによって研究されていたことからその名前が由来していますが、ドイツ語圏以外ではもう1人の研究者の名前からグレーブス病とも言われています。

このバセドウ病は治らないというイメージもあるかと思いますが、実際の病態や治療はどのようになっているのでしょうか。今回はバセドウ病の病態や治療について紹介していきます。

 

バセドウ病の原因や症状

 

バセドウ病は、上述のように甲状腺の機能が亢進して甲状腺ホルモンが過剰につくられる疾患です。この甲状腺の機能が亢進してしまう原因としては、免疫が挙げられています。甲状腺を刺激する抗体が何らかの理由で産生されるようになり、どんどん甲状腺ホルモンがつくられるということのようです。この抗体は家族性にみられることもあり、少なからず遺伝の要素もあるとされています。

また、自己の抗体が関わることから自己免疫疾患の1つともされているのです。

 

バセドウ病の症状には、特徴とされるものが3つあります。甲状腺腫眼球突出動悸や多汗などの甲状腺機能亢進症状です。この3つをメルゼブルグの3徴と言いますが、実際の臨床現場でこれらが揃っていることは少ないようです。

 

 甲状腺腫とは字の通りに甲状腺の腫れを指しますが、甲状腺全体が腫れるびまん性甲状腺腫と部分的にしこりができる結節性甲状腺腫があるとされています。バセドウ病の場合には前者のようです。 一般的に発症年齢が低いほど腫れは大きくなりやすいとされています。甲状腺腫が大きい場合には薬物療法だけでは難しいとされ、手術や放射性ヨウ素治療が選択されるようです。

 

 眼球突出はバセドウ病で一番イメージしやすい症状かもしれません。しかしはっきりと眼球突出がわかるのは5人に1人程度とされ、多くは発症前との差があまりわからないようです。また眼球の突出ではなく、まぶたの後退によって相対的に突出しているように見えることもあるとされています。このようなバセドウ病による眼の異常はバセドウ眼症も呼ばれるようです。

眼球の突出の原因としては、眼球の後ろにある脂肪などの組織や筋肉が炎症やむくみによって前に押し出すためとされています。甲状腺機能亢進症では起こりやすい症状のようです。バセドウ眼症の程度とバセドウ病の程度には相関はないとされ、治療もそれぞれに必要なことが多いとされています。

 

甲状腺機能亢進症状としては、動悸や多汗、手のふるえ、息切れや疲れやすさ、痩せなどが挙げられます。甲状腺ホルモンは身体の新陳代謝を促進するはたらきがあるので、過剰になることによりエネルギーの消費が激しくなります。食べても食べても太らずに、むしろ痩せていくということもあるようです。

 

挙げてきた症状の他に、バセドウ病に伴って他の疾患を引き起こす可能性もあるといわれています。

合併症で代表的とされているのは不整脈などの心臓の疾患です。上述のように新陳代謝が過剰に起こるため心臓の負担も大きくなります。長年これが続くことで心臓が疲弊し、不整脈や心不全を起こしやすくなるとされています。

心臓の疾患と並んで命に関わる合併症では、甲状腺クリーゼという疾患が挙げられます。異常な高熱や激しい頻脈、意識の混濁などが起こるようです。手術や重い感染症など身体に強いストレスが加わったときに起こりやすいとされています。

この他に、バセドウ病では食事の量が増えやすく吸収も促進されるため高血糖になりやすいとされています。この場合はバセドウ病の治療で改善していきますが、糖尿病との鑑別は重要なようです。

 

バセドウ病の検査と治療

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バセドウ病の検査については、血液検査が主に行われます。甲状腺ホルモンが過剰になっていないかどうかをまず調べるということです。そしてバセドウ病の場合には上述した甲状腺を刺激する抗体が検出されるかどうかになります。抗体が検出されればそこで確定のようです。

ほとんどは血液検査で確定診断されるとのことですが、血液検査だけでは診断が難しい場合には放射性ヨウ素検査を行うようです。

甲状腺にヨウ素が集まりやすいという特徴を利用し、放射性ヨウ素を服用して甲状腺に集まるかどうかを調べるということです。ヨウ素が集まっていることが確認されればバセドウ病と診断されます。

 

バセドウ病の治療については薬物療法や放射性ヨウ素治療、手術の3つが主なようです。治療の目的は甲状腺ホルモンが過剰につくられることを防ぐということです。

 

薬物療法では抗甲状腺薬といって甲状腺ホルモンの合成を抑える薬が処方されます。長くても3ヶ月くらいで甲状腺ホルモンの血液中での濃度が安定するようです。血液中での甲状腺ホルモンの濃度が正常になることで自覚症状も軽快し、健常な生活が送れるようになるとされています。

この抗甲状腺薬の量が重要とされ、定期的に血液検査を受けながら決定されるようです。数値が安定していれば徐々に量を減らしていき、最終的には服薬しなくても良いところまでいける人もいるようです。そこまでになるには数年単位の服用が必要とされています。

 

放射性ヨウ素治療とは、放射性ヨウ素を服用することによって甲状腺に集まった放射性ヨウ素のはたらきで甲状腺の細胞の数を減らす方法とされています。アイソトープ治療とも言われます。甲状腺の細胞が減ることで分泌される甲状腺ホルモンも減るということです。服用後に長くても半年程度で甲状腺ホルモンの分泌は減少していくようです。

手術と違って傷を残すことなく首の腫れを軽減することができるとされています。ただし細胞が減りすぎて甲状腺の機能が低下してしまう場合もあるとされ、これを防ぐことは今のところ難しいようです。

 

手術では、過剰にホルモンを分泌している甲状腺を外科的に切除することによって甲状腺ホルモンの分泌を低下させるということです。

手術の理想としては、術後に薬物療法を必要としないレベルまでの甲状腺機能の正常化とされています。甲状腺をどの程度残すのかによって再発や機能低下に影響を及ぼしますが、どの程度の切除で正常化にいたるかは個人差もあり難しいというところが現状のようです。

このような点から、甲状腺をすべて摘出して甲状腺機能低下症の薬を飲むという方法がとられることもあるとされています。

 

しっかりと治療を受けることでコントロールできる

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バセドウ病の病態や治療について紹介してきましたがいかがでしたか?バセドウ病は服薬によってしっかりとコントロールできる疾患であり、根気よく治療を継続することで薬が必要なくなるというところまで到達できる疾患です。症状の軽減によって途中で服用をやめてしまう人が少なくないというのも特徴のようですが、しっかりと服用を続けることで治したいものですね。また、アイソトープ治療も場合によっては甲状腺機能の亢進と低下を繰り返してしまうことがありドロップアウトが少なくないようです。このような場合でも服用によってしっかりコントロールできるとされています。

自分に合った治療法をしっかりとドクターと相談し、症状がコントロールできるようにしていきましょう。

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編集部:ミモー

編集部:ミモー

美容関連の専門学校で学んできた豊富な知識を記事にしています。私自身も使用しているコスメやサプリなどもご紹介していますので、お役立て出来ればと思います。

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