ランクラボ

美容・健康・ライフスタイルに関するさまざまな話題・口コミ・ランキングをわかりやすくご紹介いたします。

病気

大腸がんは男性に多い?その原因、症状、治療法は?気になる転移、ステージ

更新日:

大腸がんは加齢とともに増加していく

AdobeStock_103175504

大腸がんは歳をとると気を付けた方が良い疾患というイメージがあるかと思います。発症としては40歳から増え始め、50代以降でかなり多くなっていくようです。がんの中でも比較的よく聞く機会の多い大腸がんですが、どのような病態をもっているのでしょうか。

大腸がんの病態やステージ、治療などについて紹介していきます。

 

大腸がんの病態

大腸とは、小腸までで消化・吸収された食べ物などの内容物から水分を吸収することで便をつくっている器官です。大腸を通過するにつれて順に水分が吸収されていき、大便となって排泄されます。大腸は小腸からつながり盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸、そして肛門という順になっています。盲腸から肛門までの長さがおよそ2mとされ、このどこかにがんができることを大腸がんと言います。

 

日本人ではS状結腸と直腸にがんができやすいようです。大腸の粘膜に腺腫という良性のポリープができて、そこからがん化する場合正常な粘膜から直接がんが発生する場合があるとされています。粘膜の表面から発生し、次第に大腸の壁に深く浸潤していきます。そしてリンパや遠隔臓器にも転移していくということです。この深さや転移の度合いによって大腸がんもステージに分けられています。ステージについては後述します。

 

大腸がんは40歳から増え始めると述べましたが、そこから高齢になればなるほど罹患率が高くなります。特に男性には多いようで、直腸に多いとされています。近年では医療の発達により生存率も高まったことで死亡率自体は減少しているようです。

 

大腸がんの発生要因としては、肥満や飲酒が挙げられています。特に赤身の肉や加工肉については大腸がんの発生リスクとなることが示されています。食生活の欧米化によって結腸がんの割合が欧米のそれに近づいているということです。他には家族歴も関係しているとされています。

 

大腸がんは初期にはほとんど症状はないとされ、初期の症状として挙がるものには便が細かったり残便感がある、お腹の張りや痛みなどがあります。これらの症状は大腸がんに特異的なものではなく、また普段の生活でも比較的みられるものなので見過ごされやすいということです。症状の進行によって交替制の便秘と下痢、血便、体重減少などが起こるとされています。症状が進行するまで気づかずに、がんによる腸閉塞で嘔吐した場合や転移先の症状で受診したときに発見されることもあるようです。

では次は、大腸がんの診断やステージについてみていきましょう。

 

大腸がんの診断とステージ

AdobeStock_66474559

大腸がんが疑われた場合には大腸の内視鏡検査でがんかどうかをみるようです。この内視鏡での確認や生検によって確定診断にいたるようです。

他に直腸診や造影検査、血液検査、超音波検査、CT検査、MRI検査などを行います。

 

大腸の壁は内側から外側に向かって粘膜―粘膜下層―固有筋層―漿膜下層―漿膜となっています。上述のようにこの大腸壁に対する浸潤の深さやリンパ節などへの転移によってステージ分類がされています。大腸癌取扱い規約では下記の通りです。深さをT、転移をNやMで表記しています。

 

ステージ0  がんが大腸の粘膜内にとどまり(Tis)、リンパ節への転移も認められない(N0)

ステージⅠ    がんが大腸の粘膜下層(T1)もしくは固有筋層(T2)にとどまり、リンパ節への転移も認められない(N0)

ステージⅡ  がんが固有筋層を越えて漿膜下層に広がっている(T3)もしくは大腸の漿膜表面に到達している(T4a)、大腸周囲の臓器に広がっている(T4b)うちのいずれかだがリンパ節への転移は認められない(N0)

ステージⅢa   がんの深達度がT1~T4のいずれかで、1~3個のリンパ節に転移が認められる(N1)

ステージⅢb   がんの深達度がT1~T4のいずれかで、4個以上のリンパ節に転移(N2)もしくは主リンパ節や側方リンパ節への転移(N3)が認められる

ステージⅣ  がんの深達度がT1~T4のいずれかで、遠隔臓器などへの転移が認められる(M1)

 

大腸がんの場合にはがんの浸潤の深さが粘膜もしくは粘膜下層までのもの早期がん粘膜下層より深いもの進行がんと言うようです。がんの浸潤が大腸の壁の内側から外側に向かって深くなればなるほど転移するリスクが大きくなるとされています。

では次は、大腸がんの治療についてみていきましょう。

 

大腸がんの治療

大腸がんの治療は内視鏡による摘出や外科手術による方法、薬物療法や放射線療法などがあり、ステージや患者の状態などを考慮して決定されます。

ステージ0であれば内視鏡によって摘出を行い、その後経過観察でがんが再発していないかをみていきます。

ステージⅠ~Ⅲの場合には外科的な手術が必要とされ、開腹手術や腹腔鏡による手術が行われるようです。そして抗がん剤による化学療法や放射線療法などが併用され、その後の経過を追っていきます。

ステージⅣの場合には全身状態など条件によっては手術をしても回復が見込めないこともあり、化学療法や放射線療法と痛みなどに対する対症療法がとられるようです。化学療法や放射線療法が奏功すれば手術が行えることもあるとされています。

 

化学療法の副作用としては、使用する薬剤の種類にもよりますが新陳代謝の活発な組織に起きやすいようです。髪が抜けやすいというのはよく知られていることだと思います。他に口内炎や下痢、出血が止まりにくくなったり免疫力が低下することがあります。症状の程度には個人差もありますが、副作用に対する予防法や対策も進歩しているとされ、外来通院での治療が多くなっているようです。

 

放射線療法の副作用としては、主に放射線があてられていた部分に起こるようです。部位によって症状が異なることや、治療期間中に起こったり治療終了後に起こるものなど様々とされています。遅いと数年後に症状が出る場合もあるようです。

治療期間中に起こる副作用として挙げられているのは、全身の倦怠感や吐き気、嘔吐や食欲低下、下痢、肛門痛、頻尿や排尿時痛、皮膚の炎症、免疫力の低下などです。

治療が終わってから起こる副作用としては、腸管や膀胱などの炎症及び出血が挙げられています。これらの副作用がひどい場合には症状を和らげる治療も行っていくようです。

 

がんは早期発見と早期治療が原則とされていますが、大腸がんも例外ではありません。大腸がん全体での5年生存率はおよそ76%とされています。

5年生存率とは、がんの治療開始から5年後に生存している確率のことを指します。多くの人がイメージするのは治療終了後から5年生きていられる確率だと思いますが、厳密には少し違うということですね。治療開始からカウントすることや、治療の結果などは加味されていないことに注意が必要です。つまり治療開始から治療を継続していようが終了していようが、がんが再発していようが寛解していようが関係なく、生存しているかいないかということです。

 

大腸がんの5年生存率はステージⅠまでではおよそ99%とされ、ステージⅢまででもおよそ82%とされています。これがステージⅣになるとおよそ18%に下がることからいかに早期発見が大事かがわかると思います。

 

早期発見・早期治療を

AdobeStock_84467066

大腸がんの病態やステージ、治療などについて紹介してきましたがいかがでしたか?生存率のところでもみたように大腸がんも早期発見・早期治療が重要です。気になる症状がある場合、特に40歳を越えてあまり検査などを受けていない人は一度病院で検査をしてもらうと良いのではないでしょうか。

The following two tabs change content below.
編集部:ミモー

編集部:ミモー

美容関連の専門学校で学んできた豊富な知識を記事にしています。私自身も使用しているコスメやサプリなどもご紹介していますので、お役立て出来ればと思います。

-病気
-

Copyright© ランクラボ , 2017 All Rights Reserved.