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栄養

コーヒーは、結局のところ健康に良いのか、悪いのか?

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朝の淹れたてコーヒーはやめられません。すっきりと眠気が覚めて、爽やかに一日を始められます。

このコーヒーをめぐっては、体に良い、悪いと、これまでいろいろな意見が交わされてきました。わたしが子どものころは「大人になってからね。」と飲ませてもらえませんでした。

でも近頃、過去のコーヒーに対する否定的な意見は、冤罪だったとの発表がありました。コーヒーは体に悪いどころか、健康のためになるさまざまな効用があるとわかったのです。

ここでは、コーヒーの成分や効用について、深く探っていきます。

コーヒー党の皆さんは、ますます自信をもって大好きなコーヒーを飲めるようになりますよ。

 

「コーヒーには発がん性がある」は本当か?

国連の世界保健機関(WHO)には国際がん研究機関(IARC)という専門機関があります。このIARCは、1991年にコーヒーを発がん性分類の『2A(人に対しておそらく発ガン性がある)』にランクしました。これが根拠となって、「コーヒーを飲むとがんになる」という考え方が広まりました。

しかしその後、いくつかの研究機関がこれを覆す研究結果を発表していき、コーヒーにはじつは発がん性がないという見解が一般化していきました。

結果、IARCはコーヒーの発がん性について再検討を行い、2016年6月に『グループ3(人に対する発ガン性については分類できない)』へランク変更を行いました。コーヒーは25年間にわたる冤罪を晴らすことができたわけです。

 

こんなにあるコーヒーの健康効果

かつては悪いことばかりが語られていたコーヒーですが、世界中の大学・研究機関がコーヒーの健康効果を次々に解き明かしています。いまでは制癌作用ばかりでなく、驚くほど多くの効果が証明されています。

 

がんのリスクが半減

日本の国立がんセンターは、10年間にわたる追跡調査の結果、コーヒーをよく飲む人は肝臓がんになりにくいという報告を発表しました。これによると、コーヒーを「ほとんど飲まない」人の肝臓がん発生率を1とすると、「1日1杯未満」飲む人は0.67、「1日1?2杯飲む」人は0.49、「1日3杯以上」飲む人は0.54という結果だということです。コーヒーを1日1杯以上飲むと、肝臓がんになる危険性は半分に減るということです。

コーヒーに含まれるポリフェノールのひとつクロロゲン酸や、アルカロイドのひとつカフェインが肝臓の酵素を活性化したり、肝細胞の炎症を抑えたりする働きをしているのではないかと考えられます。

東京農工大学や和歌山県立医科大学、スウェーデンのカロリンスカ研究所の研究チームもそれぞれコーヒーにがんを抑止する効果があるという研究結果を発表しています。

 

抗酸化作用が病気での死亡リスクを大幅に減らす!

コーヒーのポリフェノールやカフェインには強い抗酸化作用があります。抗酸化作用とは、体にさまざまな問題を引き起こす活性酸素の働きを抑える作用のことです。

これによって、血管や呼吸器の機能が高まるとともに、さまざまな病気にかかりにくくなります。コーヒーを1日に3~4杯飲む人は、ほとんど飲まない人と較べると、病気での死亡リスクが24%低くなると報告されています。

 

消化の促進

コーヒーを飲むと、すぐに胃液の分泌が促進されます。このため胃での消化が良くなります食欲の促進にもつながります。

 

糖尿病の予防

コーヒーを飲むと、血糖値の上昇を抑えることができます。このため、糖尿病の発症リスクを減らすことができます。

 

脳梗塞・心臓病のリスクを減らす

コーヒーには善玉コレステロールを増やす効果があります。このため動脈硬化や高血圧が抑えられ、脳梗塞や心筋梗塞・狭心症などにかかりにくくなります。

 

二日酔いの防止

コーヒーは肝臓の酵素を活性化させます。

お酒を飲むと、肝臓がアルコールを分解しますが、お酒の量が多いと分解が追い付かず血中にアルコールの半分解物質であるアセトアルデヒドが残ります。これが二日酔いの原因です。

コーヒーを飲むと肝臓の働きが良くなるため、アルコールの分解スピードが速まり二日酔いを抑えることができます。

 

うつ病の防止

コーヒーにはストレスを和らげ、うつ病を防止したり症状を改善したりする効果があります。

アメリカ・ハーバード大学の研究結果では、1日に4杯以上のコーヒーを飲む人は、飲まない人に比べ自殺者の割合がほぼ半分であるとされています。

 

このほかにも、コーヒーには、パーキンソン病になりにくい老化を抑える肌に張りを与えるなどの効果があるといわれています。

 

コーヒーのデメリットとは?

こうしてみると、良いこと尽くめのようにも見えますが、気を付けた方がよいこともあります。

 

習慣性とカフェイン禁断頭痛

カフェインには軽い依存症を起こす危険性があるといわれます。コーヒーを1日3杯以上飲む人には、カフェイン禁断頭痛と呼ばれる症状が現れる場合があります。カフェインを摂ってから24時間以上経つと頭痛が現れるというものです。頭痛が出た場合、またカフェインを摂ると30分以内に治まります。カフェインを摂らないと頭痛が続いてしまいます。

こうした禁断症状は誰にでも出るというわけではありません。また、依存性も麻薬やたばこ、アルコールなどと較べればずっと軽いものです。

 

病気の人には、コーヒーの健康作用が強く効きすぎることが

コーヒーには中枢神経を興奮させて眠気を抑えたり精神を昂らせたりする効果があります。また、筋肉を刺激して疲労回復を早める働きをします。

これらはコーヒーの効用で、ふつうは歓迎されることです。しかし、胃腸の病気や高血圧症などの病気をもつ人には、効きすぎによって問題を引き起こすことがあります。興奮が度を超すと不眠になったり不安感に取りつかれたりします。また筋肉への刺激が強く働くとふるえが起きる場合があります。

このため、疾患をもつ人や体調が悪い場合などは、注意が必要です。

 

飲み方によっては胃を荒らす

コーヒーを飲むと胃液の分泌が促され、消化が促進されます。これもコーヒーの効用のひとつですが、空腹時だと胃を荒らしてしまう恐れがあります。

空腹時には飲まないようにするか、ミルクを混ぜて飲むようにした方が安心です。

 

やっぱりコーヒーには発がん性物質が含まれている?

かつて世界保健機関のIARCがコーヒーに発がん性があるとしたのは、コーヒーに含まれる「アクリルアミド」という物質を根拠とするものでした。

アクリルアミドはいまでも発がん性があると考えられている物質で、たしかにコーヒーには含まれています。深煎りの豆の方が含有量が多く、コーヒーかすも飲むトルコ式コーヒーなどは多く摂取することになります。

しかし、コーヒーのポリフェノールはアクリルアミドの発がん性をはるかに上回る抗酸化作用をもつため、発がん性を心配する必要は全くありません。

 

健康に良いコーヒーの飲み方は?

健康にメリットの多いコーヒーですが、悪い飲み方をしては逆効果になってしまうこともあります。正しい飲み方でコーヒーの効用を引き出しましょう。

 

1日5杯までなら問題なし

欧州食品安全機関(EFSA)は、カフェインが体に害を与えることのない最大摂取量を定めています。これによると、成人では1日400mgとされており、150mlのコーヒー5杯に当たります。

体重30kgの子どもなら大人の4分の1、妊婦や授乳婦は一般の2分の1が目安です。

 

砂糖はスプーン1杯まで

砂糖はカフェインの効用を妨げる働きをします。コーヒーの効用を十分取り込むには、砂糖は入れない方が効果的です。

砂糖は血糖値を高め、ダイエット効果を阻害しますが、ティースプーン1杯以内であれば気にする必要はありません。

 

胃を荒らさない飲み方

空腹時にコーヒーを飲むと、胃液の分泌が促進され、胃を荒らしてしまう恐れがあります。

このため、朝は朝食後に飲むのがおすすめです。どうしても朝食前に飲みたい場合、ミルクを入れる方が安心です。

 

貧血の人は要注意

コーヒーに含まれるタンニンは食品中のタンニンと結合し、不溶性に変えてしまいます。このためせっかく摂った鉄分が体内に吸収されにくくなります。貧血症の人は、食後のコーヒーを控えてください。飲む場合は、食後2時間ほど経ってからにしましょう。

 

安眠を妨げないために

血中のカフェインは、半分の量になるのに約4時間かかります。高齢者では肝臓でのカフェイン分解が遅くなるのでさらにカフェインの効果が長く持続します。

就寝前にコーヒーを飲むと、寝つきが悪くなり睡眠時間が短くなります。安眠を考えた場合、夕方以降にコーヒーを飲むのは控えた方がよいでしょう。

 

口臭の原因になってしまうことが!

コーヒーには口臭を防ぐ働きがありますが、コーヒーの成分が舌に残ったままの状態にすると、逆に口臭の原因になってしまう場合があります。

口臭を気にする人は、コーヒーを飲んだ後に水で舌のコーヒー成分を洗い流しておくと安心です。

 

コーヒーの健康効果まとめ

ここまで読んでいただいた人は、心置きなくコーヒーを楽しめるようになったはずです。

おいしいコーヒーは何物にも代えられません。しかもそのコーヒーが若さと元気を保ち、命を危険から守ってくれるのです。

ぜひ正しい飲み方をして、ヘルシーな毎日を過ごしてください。

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編集部:チカりん

編集部:チカりん

5年ほど前から自分のブログで美容関連記事を配信していました。脱毛やサプリメントに関する記事が得意です。美容以外も書いているので是非読んでみてください。

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