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病気

喫煙者は要注意?COPDの症状や診断基準と治療

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気づかずに進行していくCOPD

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COPDという疾患がどのようなものかをご存知の方はどのくらいいるでしょうか?喫煙との関連がとても深い疾患であるCOPDは、喫煙者であれば十分に理解しておくべき疾患とされています。

 

また、副流煙の問題はだいぶ周知されてきましたが、身近にタバコを吸っている人がいる場合にはその人も少なからず注意しておくべきでしょう。肺がんと並んで、COPDはタバコ関連で気を付けなければならない疾患です。

 

そんなCOPDとはどのような疾患なのでしょうか。COPDについて、その病態や治療、予防方法を紹介していきます。

 

COPDとはどのような疾患か

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まずは、COPDがどのような疾患なのかを理解していきましょう。COPDとは、日本語では慢性閉塞性肺疾患と言い、Chronic Obstructive Pulmonary Diseaseの頭文字をとったものです。COPDの疫学や症状、原因などの病態について順に挙げていきます。

 

COPDの疫学

2000年台に入ってからの調査で、COPDの患者の割合は40歳以上でおよそ8.5%とされ、530万人はいると推測されていました。ところが、2015年の調査で実際にCOPDと診断された人は30万人に満たなかったとされています。つまり、500万人は症状に気づかずに過ごしているということです。

 

潜在的な患者数が多い理由として、症状に気づかずに進行していくという点が挙げられています。症状について詳しくは後述します。

 

COPDによる死亡率は統計のある1996年以降右肩上がりで、2010年以降はおよそ16000人の人が亡くなっています。男女比では男性の方が多いようです。喫煙との関連が深く、男性の方が喫煙者数が多いためとされています。

 

しかし、喫煙者の比率で女性も増えてきていることから今後女性のCOPD死亡率も上がっていくことが予想されています。また、潜在患者が多く診断を受けていない人が多いと述べたように、今後診断率が上がれば当然死亡率も上昇していくということが言われています。

 

現在では、COPDと診断されていないものは心不全や肺炎に含まれているとされています。ちなみに死因の大半を占めるのはがん、心疾患、脳血管疾患のいわゆる3大死因と、近年その3つに割って入るようになってきた肺炎です。

 

COPDの症状

COPDは、その名前の示す通り肺の慢性の炎症によって組織にダメージが蓄積し閉塞していってしまう疾患です。この慢性の炎症によるダメージは少しずつ蓄積していき、症状を出さずに進行していくとされています。

 

一般的な症状としては慢性的に続く咳で、を伴います。進行していくにつれて息切れが激しくなっていくとされています。痰に伴って咳も増えていきますが、最初は粘液性の痰のようです。進行すると膿のようになっていくとされています。

 

息切れは、階段など身体に負荷がかかったときに起こしやすくなり、ひどくなると着替えや顔を洗ったりといった整容動作など日常生活のちょっとした動作で息切れが起こるようになるようです。ただし息切れがするのは動いたときだけで、安静時には起こらないとされています。

 

ゆっくり進行していくと述べたように、初期にはそれほど特徴的な症状とはなりません。普通の風邪の症状や運動不足だと思われるようです。進行してから出てくる特徴的な症状としては、ビール樽状胸郭が挙げられます。肺への負担により胸郭が樽のように前後に膨らむ形に変形してくるということです。

 

そして呼吸によって十分なガス交換ができなくなると、多彩な症状を呈します。体重の減少や右心不全、むくみや頻尿、うつなどが挙げられます。

 

 

COPDの原因

上記のような症状を呈するCOPDですが、その原因の最たるものが冒頭で挙げた喫煙です。COPD患者の9割は喫煙によって発症しているとされています。ただし、喫煙にしていれば必ず発症するというわけではなく、喫煙者でもおよそ3人に1人とされています。

 

それでも多い数字ですね。もちろん受動喫煙も含まれています。

 

COPDの発症原因としては他に大気汚染や化学物質、粉塵などです。大気汚染では光化学スモッグや、近年ではPM2.5などがよく知られていますね。化学物質や粉塵は仕事上で吸引してしまう場合が多いようです。

 

これらの原因は外的要因とされ、もう1つ内的要因もあります。内的要因では遺伝子の問題や肺ではたらく酵素であるα1‐アンチトリプシンの欠損症が挙げられています。遺伝子の問題ははっきりとは明らかにされていないようです。

 

COPDの発症には20年とも言われており、上述したようにゆっくりと、長い時間かけて症状が進行していきます。このことに加えて、やはり診断をきちんと受けている人が少ないことなどが原因の解明が遅れている理由ともされています。

 

これらの原因によって肺に慢性的な炎症が起こり、ダメージが蓄積していって破壊されてしまうということです。

 

COPDの治療と予防方法

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COPDについて、その病態などをみてきたことからどのような疾患なのかおおまかにはわかってもらえたと思います。次はCOPDの治療や予防方法についてみていきましょう。残念ながら一度破壊されてしまった肺は元には戻らないということを覚えておきましょう。そうした事実から、COPDを進行させないこと、そして予防することがとても重要とされています。

 

軽いものから重いものまでの治療や予防方法を挙げていきます。

 

COPDの治療

COPDはその臨床症状や検診などで疑われ、呼吸機能検査が行われて診断に到ります。口にくわえて息を吐ききるよく知られている検査です。検査の結果や合併症などから重症度が判断されます。

 

軽いものでは気管支を拡張する薬の服用で様子をみる場合があるようです。中等度のものでは気管支拡張薬が強いものになったり、呼吸器リハビリテーションという専門のリハビリを行って呼吸機能を維持することが行われます。

 

重症のものでは複数の気管支拡張薬を用い、在宅酸素療法も行われるようです。手術によって肺移植や、気道確保が行われる場合もあるとされています。

 

いずれの段階も基本となるのは日常生活が自立して送れるかという点と、急性憎悪を起こさないということが挙げられています。風邪やインフルエンザなどの感染症から症状が憎悪し、最悪の場合には死に至るということです。

 

このようなCOPD自体の治療や管理と合わせて、合併症の予防や治療も進めていくということです。特に狭心症や心筋梗塞などの心疾患のリスクは最大で3倍にもなるとされ、合併には注意が必要なようです。

 

COPDの予防方法

COPDの予防方法については、まずベースとなるのは疾患についての理解です。どのような疾患なのか知っていることが重要です。そして言うまでもなく禁煙はとても重要な要素となります。

 

COPDを発症してから禁煙したとしても、たばこをやめることができればその後の肺機能の低下は健常な人の加齢に伴う低下とほぼ同じになるとされています。

 

運動をして呼吸器に関わる筋肉を普段から使っておくことも大切なようです。筋肉は使わないとどんどん衰えていってしまいます。運動習慣をとりいれることでCOPDの予防にもなるということですね。

 

発症している場合でも呼吸器リハビリテーションによって息苦しさを改善できる場合があるとされています。しっかり筋肉を鍛えるようにしたいですね。

 

 喫煙者などリスクが高い場合は検診を

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COPDについて、その病態や治療、予防方法を紹介してきましたがいかがでしたか?9割という数字が物語るように、喫煙者はかなりのリスクを背負っていることになります。本人や周囲の人も、しっかりと理解しておきましょう。

 

また、大気汚染などでも起こるものです。リスクが高い場合には検診を受けて、進行させないようにしましょう。上述したように一度破壊されてしまった肺は元には戻りません。

 

少しでも肺の機能を温存して、老後に苦しむことがないようにしたいものですね。禁煙できれば言うことはないと思いますが、予防と早期発見が重要なので適切に対処していきましょう。

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編集部:ミモー

編集部:ミモー

美容関連の専門学校で学んできた豊富な知識を記事にしています。私自身も使用しているコスメやサプリなどもご紹介していますので、お役立て出来ればと思います。

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