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ライフスタイル

【バーの楽しみ方】最低限知っておきたいマナーやスマートな注文方法

更新日:

バーを愉しむと言うこと


皆さんはバーという場所に行ったことがありますか?行ったことがあると言う方も誰かに連れて行かれたと言うのが大半で、自発的に行くと言う方は少ないかもしれませんね。
バーと聞くと馴染のない方は委縮してしまうのではないでしょうか。

「高いんじゃないのか」「ぼったくられたらどうしよう」「入ってもどうすればいいか分からない」

たしかにバーは独特の世界観を持った、飲食店の中でも少し特異な形態のように思います。バーを営む人たちは自らの作るお店を「特別なもの、非日常的なもの」として考えているため、あからさまに分かりやすい宣伝広告もしなかったり、入り口が入りづらかったり、値段設定が不明瞭であったり、そんな部分が初心者をはねのけてしまうハードルであったり、閉鎖的な感じを醸し出す要因となっているのではないでしょうか。

その一方で、そんなある意味統制された空間だからこそ、他のお店やお家では味わえない特別感を味わえるのもバーの特徴です。

筆者はバーが大好きで、暇とお金が出来ると一人で色々なバーへ遊びに行きますが、自分にとってバーはディズニーランドのようなテーマパークであり、かつレストランのような味覚を満足させる場所であり、ある意味自宅以上に心を落ち着ける場所だとも思っています。

今回はバーが大好きな筆者が、自身の経験や今までメディアや実店舗で見聞きした話から、初心者の方がどのようにバーを楽しめば良いのかということについて少し考えてみたいと思います。

もし少しでも興味が持てたら、ぜひ今夜にでもバーの扉を開けてみてください。きっと新しい世界を発見できるはずですよ。

 

バーとはどんな場所?楽しみ方とは?

バーとは何か?

バーという言葉の意味合いは、今とても広い意味合いを持っています。カラオケバーもガールズバーもカクテルバーも、バーとは名が付きますがそれぞれはほとんど別のお店でお客さんの層や目的も違います。

カラオケバーは歌って飲みたい人が、ガールズバーは女の子と話したい人がどちらかというとメインですよね。そんな中で、あくまでも美味しいお酒を飲みたい人がメインで集まるのがここでいうバーです。

お酒をメインにしたバーにもいろいろあって、一番基本となるのはショットバーといわれる、カクテルやウイスキーなどの様々な洋酒をちょっとずつ量り売りしてくれるお店です。この中でも特に折り目正しい接客や落ち着いた雰囲気づくりをしているお店をオーセンティックバーなどと呼ぶこともあります。

実際のところオーセンティックバーはかなり曖昧な用語なのでそこまで気にする必要はないと思います。もしバーに行ってみようと思うのであれば、まずはどんなお酒を飲んでみたいのかを想像してみましょう。

例えば以下のようなパターンが考えられるのではないでょうか?

  • 男性が飲んでもカッコよくキマるような正統派のカクテルが飲んでみたい
  • フルーツを使ったり、最先端の技術を使ったオシャレでトリッキーで美味しいカクテルが飲みたい
  • ウイスキーをいろいろ試してみたい
  • サービスが手厚くて、映画に出てきそうな世界感のあるお店を体験してみたい

同じカクテルでも正統派のカクテルもあれば、フルーツを使ったものやエスプーマを使ったような新しいカクテルまで、バーごとに得意分野は様々。ウイスキーに強いお店もあればラムに強いお店もありますし、お店の内装やサービス、雰囲気をなによりも大切にしているバーもあります。

まずはどんなお酒が飲みたいのかを考えて、それにこたえてくれそうなバーに挑んでみると、バーってこんなもんなのか・・・と失望する事も少なくなるような気がします。

そもそも何が飲みたいかも分からない…という方はいきなり本格的なバーに行かず、ダイニングバーのような少しカジュアルで値段も抑えめのお店で色々なお酒を試して、もっと深く知りたいお酒やそもそもお酒より雰囲気が大事かもといった自分なりのバーに求めたいものを探してみると良いかもしれませんね。

バーの歴史

酒場としてのバーの語源は諸説存在し、カウンターの原型が一本の木を倒して作ったバーだったという説や酒場の外に乗り物(=当時は馬)をくくりつけるバーがあったことからそう呼ばれるようになったなど、確かなところはわかっていません。

いずれにせよずいぶんと昔からバー(=酒場)は大人たちの集う場所として人々に大切にされてきたわけです。

では日本ではいつどのようしてバーの文化が入って来たのでしょうか?日本のバー文化は世界で見てもかなり特殊で、独自の発展を遂げてきたと言われています。

19世紀半ばには横浜外国人居留地の横浜ホテルにバーが設置されていたそうです。ここかしばらくは横浜を中心とする港町に主に外国人をターゲットとするバーがホテル内に作られていきます。まだまだ日本人にとってバーは一般的なものではないわけです。

1910年に銀座にカフェプランタンがオープン、日本のバーの先駆けとして多くのカクテルなどが飲まれるようになり、しだいにバーと呼ばれる店は数を増やしていきます。途中関東大震災や第二次世界大戦の影響でバーの発展は停滞しますが、戦後にはまたバーが栄えはじめ、世界的なカクテルブームや高度経済成長と相まって多くの人がバーに行く機会を得るようになっていきます。

日本のバーはこうみてみると、まず港町を中心とした外国人向けのサービスとしてはじまり、徐々に日本人向けのバーが増えていくと言う流れを持っています。

日本人の職人質な性格が功を奏し、日本のバーのレベルは世界でもトップクラスといわれ、わざわざ海外から勉強をしに来る人も多いのだとか。洋酒をメインに扱うバーという業態において日本が世界でトップクラスというのはなんだかおもしろい話のようにも感じますが、せっかく日本にいて世界レベルのバーを楽しまないのも損な気がしますよね。

バーの楽しみ方を知る

例えばフレンチレストランやお寿司屋さんのような飲食店も独自のルールがあり、一般的には少し入りづらい印象がありますよね。しかし、これらのお店は小さいころに家族と行ってマナーをなんとなく学んでいたりするので、バーほどの抵抗がないのではないでしょうか?

バーは大人になってはじめて入れる場所ですが、大人になってしまうといきなり知らない世界へ飛び込むことに抵抗を感じやすく、なかなかはじめの一歩を踏み出せない方もいるかもしれません。

そんな方へバーを楽しむための心構えをひとつ。それは深く考えずフラットな状態でまず一度お店へ行ってること。変にネットで知った酒などを頼むとお店によっては扱っていなかったり、自分に合わなくて結果的につまらない思いをして帰ることになりがちです。

これからいくつか初めてバーに挑戦する際に知っておきたいマナーをお伝えしていきますが、はじめのうちはよく分からないのですか・・・と素直に伝えてしまうのがいいと思います。そのように伝えた上で嫌な対応をされたらそのお店は良いお店ではないので二度と行かなければ良いわけですしね。そうやって挑戦して少しずつスマートにバーを使える大人になれるようにしましょう。

ちょっとその前に・・・チャージ料金について

バーという形態のお店を近づけがたいものにしている理由の一つにチャージ料金というものがあります。最近ではとらないお店も増えていますが、そもそも頼んだものの代金ではないチャージ料金をなぜとられるの?という素朴な疑問についてまず考えてみましょう。

バーというお店は先ほどから述べているように非日常的な空間を演出する場でもあります。そのためには気を遣うことが山のようにあります。たくさん飲んでくれるお客さんでも雰囲気を壊す方には注意をしなければならないし、原則お水は無料で提供します(ほとんどのバーは水道水は使わず有料のお水を使っています)。お通しに力を入れているバーもたくさんありますよね。

細かいところでも、トイレのトイレットペーパーからおしぼりに至るまで、香りを付けてみたり、厚みのあるペーパーを使ったりと様々な趣向を凝らしています。なぜそんなことをするのかというと、これがお客さんの満足度に繋がるとお店の方は信じているからです。

チャージ料金は端的に言えば席料で、お店に入った時点で使うことになるお店そのものへの使用代金のようなものと考えると一番納得が行くかもしれません。本来ならこれを維持費としてドリンク代に含めてしまえば混乱はないわけですが、バーの場合は人によって飲む杯数が異なります。多く飲んでくれたお客さんからその都度席料を徴収してしまうのはなんだか不公平ですよね。

だからみんな一律でチャージという料金を頂くお店が多いわけです。ちなみに単価がある程度定まっているレストランなどではサービス料として御会計の5%~10%などが一般的。たまに海外にはこんな風習はないという方がいますが、海外は店員さんに別途チップを渡す風習がありますから一概にサービス料やチャージが無いとは言い切れません

チャージの考え方は人それぞれですが、筆者はこのように考えるようにしています。それは、私たち消費者の立場からすればチャージはお店を存続してもらうための気持ちのようなもので、お店としてもチャージを頂く以上はお店の造りやサービスに手間をかけます。つまりWIN-WINの関係になるようにお互いが信頼することではじめてチャージというシステムは成立するわけです。

あまり気に入らなかったお店で払うチャージ料金は少しムッとしてしまうのも仕方ないですが、気に入ったお店が出来たらぜひきっとチャージを払うことに違和感を感じることが無くなると思いますよ。

 

バーで知っておきたい最低限のマナー


これだけは知っておきたいバーでのマナーをまとめてみました。あくまでも一般論であって、お店のコンセプトなどによって一概にすべて当てはまるとは言えませんが、基本的にはこういう傾向にあるということを知っておくと良いでしょう。

あとはお店に馴染むうちに、そのお店での振る舞い方がなんとなくわかってくるはず。いわゆる空気を読むと言うやつですね。これがわかってくるともうバー慣れしたと思っても良いと思いますよ。

隣のお客さんとは話しても良い?

バーのマナーで最も難しいのが他のお客さんとの会話。お店によっては原則禁止にしているところもありますが、やはりトラブルの種ということでお店としてもお客さんとしても神経質になる部分

筆者もお店でのお客さん同士のトラブルは何度か見たことがありますし、お酒の席でバーともなると深酒で酩酊気味な人もいるため店員さんの巧みな誘導も功を奏さず・・・というパターンも少なくありません。

実際のところはお店の雰囲気を壊さなければOKといったところでしょうか。例えば隣の人が飲んでいるお酒が気になって、同じものをオーダーしたときに「真似してしまってすいません」とかバーテンダーさんと隣のお客さんがあるミュージャンの話をしているときに自分も興味があれば「私もそのミュージシャン好きなんです」といった感じで会話が始まることは少なくありません。

重要なのはあくまで自然であること。無理やり静かに飲んでいる人に話しかけたり、声のトーンが明らかに自分だけ大きいような状態はお店からもお客さんからも嫌われてしまいます。異性のお客さんともなればなおさら。

バーでの会話はそれこそ"空気を読む"の世界で、お客さんによってもお店によっても時間帯によって振る舞い方が変わってきます。この感覚が分からないうちはむやみに話しかけたりせず、バーテンダーさんにお相手してもらうのが吉と言えるでしょう。

ドレスコードは?

バーに行くときに気を遣うのが服装。どんな服装で行くのが正しいのでしょうか?お店によってはTシャツ短パンでもOKというお店もあれば、最低限の身だしなみを要求するお店も少なくありません。

しかし基本的にはそんなにドレスコードを限定しているお店は多くないと思います。特にホテルや銀座のような一等地でもない限りは、普段着で行っても基本的には問題ありません。

慣れない服を着て窮屈な思いをするくらいなら、普段通りの恰好でリラックスしてもらえた方がお店としても嬉しいと思いますよ。でもせっかくバーへ行くならちょっとだけおしゃれに気を遣うのもオススメ。よりバータイムをエンジョイできるはずです。決まりはなくとも最低限は・・・といったところでしょうか。

お会計はその場で

バーでよくありがちなミスがお会計の仕方。これはバーに限らず、個人店のような飲食店では共通して言えることですがお会計はテーブルやカウンターこどにその場で済ませることが多いです。

ファミレスのようにレジ場があり、お会計スペースが確保されている場合は別ですが、小さなお店はスペースも従業員さんも限られているので、スマートにお会計するためにもその場で清算するのが基本。これはお店によるので、他のお客さんがどうしているかやレジスペースが別にあるかを確認してからお会計してみましょう。

レジがなさそうなら、店員さんを呼んで「お会計をお願いします」といえば値段を計算して教えるのと同時にキャッシュトレイを差し出してくれるはずですから、そこにお会計をしましょう。テーブル席などの場合もカウンターまでお金を持っていくと他のお客さんの邪魔になりますので、とりにきてもらうのが基本です。

これはちょっとした気遣いですが、お会計はなるべく店員さんの手の空いているときに余裕をもってお願いしましょう。たまに「終電がやばいから」などの理由でギリギリまで居た上ですごくお会計を急かす方を見かけますが、バーは特に一人で営業しているお店も多いですからお願いして即座にお会計を済ませられるとは限りません。

余裕をもった行動を心掛けるのは大人の常識。ぜひ実践してみてくださいね。

人数はなるべく少なく?

お店のキャパシティや雰囲気にもよりますが、基本的にはバーは大人数で行く場所ではありません。多くても3人、出来れば1~2人が理想です。特に席数が15席前後の小さなお店にはあまり大人数で押しかけないようにしましょう。

また3人以上ならなるべくカウンターは陣取らないのがマナー。これもカウンターがたくさんあるなら別ですが、8席程度の小ささで3~4名がカウンターに座ると一人のお客さんなどが入りづらかったり居心地が悪くなってしまいます。

お店の指示に従って好きなところでと言われたら選べばよいですが、テーブルに通されたなら大人しくテーブルを使うようにしたほうが良いですね。

お店はお客さんが作る

例えばちゃんとしたレストランに行くと、隣のお客さんの会話がお互いに聞こえないようにある程度の間隔を話してテーブルを配置します。しかしバーはそれと比べるとお客さん同士の距離感が近いお店も多いのです。

これはどういうことかというと、隣のお客さんの会話や雰囲気はその隣のお客さんに伝わっていくということです。裏を返せばお店の雰囲気はその時お店にいるお客さんの雰囲気に左右されます。

もちろんお店の人が作りたい雰囲気をイメージして音楽や照明、インテリア、店員さんの雰囲気や接客を作っているわけですが、お客さんがそこに逆らっていくと、どんどんお店はチグハグな感じに・・・。

バーでは、特に会話をするときは会話の内容もそうですが声のトーンなども気を付けて、TPOに合わせた振る舞いが出来るようにしたいですね。

 

バーでのスマートな注文方法を伝授


続いてはオーダーの仕方のポイントです。バーに行く上で一番のハードルは「なにをどう頼めばいいのか分からない」ということではないでしょうか?中にはメニューのないお店も多いバーはとにかく注文の仕方がやっかい。逆を言えばここだけ押さえればすぐにでもバーデビュー出来るはずです。

とりあえず初めの一杯

お店に入ってまず何を頼むのか、というのが意外と難しい問題です。慣れていれば一杯目はコレと決まっているかもしれませんが、初めてだとチンプンカンプンですよね。

人によって何杯飲むかも違いますが、バーでの飲み方は居酒屋でおつまみを頼むときのイメージがオススメです。これはどういうことかというと、居酒屋でおつまみを頼むときにいきなり〆の雑炊を頼む人は少ないですよね?まずは野菜系とかの味の薄いタイプのもの、そこからお肉とかの少し重めのものや揚げ物、最後に〆のご飯ものみたいな感じで、コースっぽく演出していく人が多いと思います。

バーでのドリンクも一緒で、まずはサッパリ軽めのものでのどを潤して、そのあと少ししっかりした味のカクテルやウイスキー、最期にちょっと甘いお酒で〆・・・みたいな流れを作ると頼みやすくなります。

特に初めの一杯目はジントニックやハイボール、モスコミュール、スパークリングワインのような炭酸系が定番。もちろん一件目である程度飲んでいてはじめからしっかりしたお酒を飲みたい方なんかもいると思いますのでバーでのはじめの一杯目の頼み方に決まりはありませんが、少なくとも先ほど挙げたような炭酸系を頼んでおけば間違いないということは言えるでしょうね。

慣れないうちはこういうマニュアル的な頼み方に頼ってみるのもアリなのではないでしょうか?

お水をしっかり飲もう

バーではお水のことをチェイサーと呼ぶことがあります。チェイサーとは追う者という意味があり、身体に入れたアルコールを追いかけると言う意味でこう呼ばれています。

バーは大人の社交場ですから、酩酊してグデグデになるようなことは避けなければなりません。そのためにも適度にお水を飲みながら体内アルコールを薄めるためのチェイサーです。

ウイスキーや強いカクテルを飲むときは黙っていても添えてくれることが多いですが、人によってはジントニックなどでも強く感じてお水を欲する時があるかもしれません。そんな時はこちらから「チェイサー(お水)ください」とお願いしてみましょう。

ただしお水ばかりお代わりして長居するようなことはあってはなりません。目安としては一杯につきお水一杯。基本的にチェイサーはサービスで提供してくれるものですが、飲み過ぎるとお水代をとられる可能性もありますから適度に飲むようにしましょう。

予算を伝えたり、好みを伝えてオススメをもらおう

お店に入って席に着いたら、たいていのバーはまずおしぼりを出してくれます。メニューがあればメニューを出したりして、少し考える時間を与えた後に「どうしましょうか?」とバーテンダーさんが声をかけてくれるのが基本の形。もし初めから飲むものが決まっていれば待つこともなくこちらから「すいません」と声をかければよいのですが、逆に全然頼むものが思いつかない場合はどうすれば良いのでしょう?

ここでとりあえず知っている名前を出すのも一つの手ですが、メニューからとりあえず知っている名前のお酒を頼んだりすると、予想外に強いお酒で飲みづらかったり、味が好みでなかったりして失敗することも多いんです。

筆者が見た例だと、マティーニという有名なカクテルをメニューから見つけ出した方がそれを頼んだはいいけれど、想像をはるかに超えた飲みづらさに半分くらいでギブアップ…というものがあります。マティーニって有名ですけどものすごく強いカクテルなので興味半分で頼むには実はかなりリスキー。

じゃあ分からない人はどうすればいいの?という方はとにかくバーテンダーさんに聞いてみることが大切です。フルーツを使ったやつ、クセのあるウイスキーをロックで、炭酸の入った酸っぱいやつ、甘くてデザートみたいなお酒などなど、なんとなくこんなの、というイメージだけ伝えて作ってもらうほうがメニューから選んだり知ってる名前のものを頼むよりは安全

値段が怖いならはじめに予算を伝えておくのも一つの手。3杯で4000円くらいで、とかって伝えておけば想定外のお会計になることもありませんし、人によってはちょっとまけてくれるかもしれません。

アルコールの強さは、たとえば缶チューハイよりももっと弱くとか日本酒くらいでとか、他のお酒に例えると分かりやすいですよ。味もそうですが、お酒で例えるとバーテンダーさんとイメージを共有しやすいと思います。

初めからそんなことを言うとめんどくさがられないか心配になるかしれませんが、相手もプロ。そこはちゃんと対応してくれるはずですし、対応してくれないお店はちょっと不親切なお店だと思います。ぜひチャレンジしてみてください。バーテンダーさんとのコミュニケーションのきっかけにもなって、早く場に馴染めるかもしれません。

飲まないなら退散すべし!長居は嫌われるお客さんの特徴・・・

バーはゆっくりお酒を愉しむ場所・・・というのは間違いないのですが、たまに一杯頼んで延々と長居をするお客さんを見ることがあります。これはあまりスマートな楽しみ方とはいえません。

そういうお客さんはおそらく喫茶店などと同じような感覚なのかもしれません。喫茶店よりも高いんだからいいでしょ、という風に思う方もいるかもしれませんが、これは大間違い。百歩譲って大人しく座っているだけならまだいいのですが、そういうお客さんに限ってバーテンダーさんにひたすら話しかけ続けたり、他のお客さんに絡んだりしがちな気がします。

飲むペースもあるので目安は人それぞれですが、よく言われるのは1時間に3杯くらいのペースが理想と言われます。これ以上長いとせっかく計算して作ったり注いだりしてくれてるドリンクが美味しくなくなってしまいますしね。

もしお付き合いでもう飲めないのにまだいなくてはいけない場合はお水をがぶ飲みするのでなくソフトドリンクなどを頼むと良いでしょう。自分が帰れないと言うことはお金を払うのは自分ではないパターンも多いと思います。「もうお酒は飲めないのでソフトドリンクをもらってもいいですか?」と聞いて見たり「アルコールをごくごく薄く、ほぼノンアルコールくらいの強さでカクテルをください」というようなことも可能です。

空のグラスのままでいると店員さんにも気を遣わせますし、なるべくスマートな使い方をするとお店にも好印象でそのあとプライベートで使う時などにもよくしてくれるはずです。

 

楽しみ方はそれぞれ!初心者にオススメしたいバー6選


最後に筆者の独断と偏見で初心者にオススメしたいバーをいくつかご紹介します。シチューション別のご紹介となりますが、地域は多くの方にとって共通して利用する可能性がある東京都内に限定させて頂きます。あしからず、よければ参考にしてみてください。

デート向きのバー

コードネーム ミクソロジー トウキョウ

コードネームミクソロジーは東京駅近くの八重洲をはじめ、赤坂などにも支店を持つ今注目のバーのひとつ。こちらのお店の特徴はミクソロジーという最先端の技術を用いた種々多様なカクテル。

ミクソロジーは今バーシーンにおいて世界的に注目されているトレンドのひとつで、たとえばエスプーマを用いたカクテルや様々な素材をお酒に漬け込んで作ったオリジナルの材料を用いたカクテルなど、従来のお酒とお酒やジュースをただ混ぜ合わせるカクテルを越えて、最新の調理器具や伝統に反した技術を場合によって様々に組み合わせドリンクを作るスタイル

焼き味噌とチョコを使ったカクテル、ブルーチーズを使ったカクテルなど、名前を聞いただけではにわかに想像しがたいカクテルがたくさんあります。初心者にも分かりやすいようメニューもしっかり作りこまれていますし、バーテンダーさん自身が積極的にオススメを伝えたり意見を聞いたりしてくれるのも嬉しいポイント。

店内の雰囲気は落ち着いていて、どことなくリゾートチックなインテリアが海外にきてバーに飲みに来たような雰囲気をもたらします。静かすぎるわけでもなく肩ひじ張らないサービスで、お酒が詳しくない人にこそむしろオススメしたいですね。カップルで行くのにもオススメの一店です。


【店舗名】コードネーム ミクソロジー トウキョウ
【営業時間】
[月~木・土] 18:00~26:00(フードLO25:00,ドリンクLO25:30)
[金] 18:00~翌4:00(フードLO3:00,ドリンクLO3:30)
【定休日】日祝
【住所】東京都中央区八重洲1-6-1 第三パークビル2F
【電話番号】03-3270-5011


バー ディーバ

恵比寿公園近くのビル最上階に隠れた秘密のバーはなんとインターホンを押して入店。入るときは緊張しますが会員制というわけでもなく、入ってしまえばまるで別世界のような落ち着いた店内が。ガラス張りの店内からは恵比須近辺の夜景を見渡しながらお酒を愉しめます。

注目は窓際のカップルシート。夜景を眺めながら大切な人と過ごす時間を演出してくれます。お酒はちゃんとしたバーテンダーさんがリクエストに応じて幅広く対応してくれます。マニアックな感じではないので知ってる名前のカクテルを頼んでみたり、フルーツを使ったものをお願いしてみたり、分からなければ素直に聞いてみると良いでしょう。

お酒はもちろん美味しいのですが、なによりも店内の圧倒的な雰囲気が魅力で、まさにデートで使いたいバーと言えるでしょう。お目当てのあの人と訪問する算段を立ててみては?


【店舗名】Bar Deva
【営業時間】19:00~翌4:00(L.O.翌3:20)
【定休日】日祝
【住所】東京都渋谷区恵比寿西1-19-6 UNパークビル 7F
【電話番号】03-3463-6447


一人で行きたいバー

テンダー

銀座にある超有名店。こちらは今回ご紹介するなかでは特に折り目正しいタイプのバーで、ドレスコードも存在するオーセンティクなバーです。オーナーの上田和男さんはミスターハードシェイクと謳われる名バーテンダーで、黄綬褒章という章を国から頂くほどの伝説的な人物。

ハードシェイクと言われる複雑にかつ力強くシェイクする技法を確立し、他のバーテンダーさんにも大きな影響を及ぼしました。

初心者向けとしてはあまりにもハードルの高いお店ですが、あえて最高峰のお店を体感するのも悪くはないかもしれません。お値段もお高めですが、まずは一流と呼ばれているところから感じてみたいという方にオススメしたいバーです。

こちらのお店に行かれる場合はくれぐれもマナーをある程度頭に叩き込んでから行くようにしましょう。もっとも、お店の凛とした雰囲気が自然と背筋を正してしまうので、意識せずとも粋な飲み方を体得できるかもしれませんが。


【店舗名】バー テンダー
【営業時間】17:00~翌01:00
【定休日】日祝
【住所】東京都中央区銀座6-5-15 銀座能楽堂ビル  5F
【電話番号】03-3571-8343


日比谷バー

日比谷バーは1990年に日比谷の路地裏に開業したバーで、今では都内に日比谷バーだけで14店、系列店も含めるとその数は20店舗を超える非常に規模の大きいグループ店へと成長しました。

日比谷バーはその店舗展開するグループ経営のメリットを活かし、オリジナルのウイスキー作りや社内コンペティションなどに積極的に力を入れ、人材育成の面でも高い評価を受けているお店です。

親しみやすく身近に使いやすいバーというコンセプトを掲げているため、お酒に詳しくない人でも立ち寄ることが多いそうで、初心者の方がふらっと一人で行くにもハードルの低いお店と言えるかもしれません。

一人でバーデビューしてみたいけど、あまり敷居の高いところはちょっと・・・という方にオススメしたいバーです。


【店舗名】日比谷バー 有楽町店(他にも多数店舗アリ)
【営業時間】17:00~23:30(L.O.23:00)
【定休日】無休
【住所】東京都千代田区有楽町1-2-6 有楽町1丁目ビル4階
【電話番号】03-3581-9195


団体もOKなバー

バーでは団体が敬遠されがち。というのもドリンクを作ることから接客までひとつひとつの事に対してしっかり時間を使うのがバーの特徴でもあるので、団体さんになるとどうしても行き届かない部分が出てくることや声が大きくなって他のお客さんに迷惑がかかりがちなことが理由として挙げられるのではないでしょうか。

そんな中で団体さんにもしっかりとしたサービスを提供してくれるバーは意外と探すのが大変。今回はそんな時にオススメでるお店のご紹介です。

アフターテイスト

新宿西口にあるバー、アフターテイスト。店内はカウンターが10席ほどとテーブル席が合計で20席ほどの計30席ほど。そこまで大きなお店ではありませんが、質の高いお料理とドリンクを提供してくれると言う意味ではある意味限界に近いキャパシティではないかと思います。

バーの場合は大人数で行くとフードはともかくドリンクにも手が回らなくなりがちですので、これだけの大きさでしっかり対応してくれるアフターテイストさんは非常に優れたお店。飲み放題などのプランも充実しており、非常に良心的で使い勝手のいい価格設定が嬉しいお店です。

フルーツのカクテルやこだわりのお料理、ウイスキーなど楽しみ方の幅も広く、大人数で言っても頼むものがないと言うようなことにはならないハズです。


【店舗名】アフターテイスト
【営業時間】15:00~翌1:00
【定休日】無休
【住所】東京都新宿区新宿3-28-16 新宿コルネビル 5F
【電話番号】03-6273-2001


コネスール 東京駅店

コネスールは葉巻を扱うバーのグループで六本木や銀座などにも店舗がありますが、こちらは丸ノ内ホテル内にある店舗になります。ホテルラウンジも兼ねているような開放感のある造りで、席数もそこそこ確保されていますから接待やある程度の人数でも使い勝手が良く、サービスもホテルよりのしっかりとしている印象です。

葉巻を吸っている方もいらっしゃるので香りを盗み嗅ぎできのも嬉しいポイントかもしれません(苦手な人は苦手ですが)。ホテルバーは街場のバーより値段が高いことも多いですが、こちらはあくまでコネスールのホテル内店舗ということでホテルバーよりも良心的でホテルバー並みのサービスを受けられます。

東京駅直結という好立地ですし、何人かのグループで訪れたいときには重宝するお店といえます。


【店舗名】ル・コネスール 丸ノ内ホテル店
【営業時間】
[月~土] 11:00~翌4:00(L.O.3:30)
[日・祝] 11:00~23:00(L.O.22:30)
【定休日】無休
【住所】東京都千代田区丸の内1-6-3 丸ノ内ホテル 7F
【電話番号】03-3215-5555


バーを楽しもう

いかがでしたか?ライフスタイルにバーを取り入れたスタイリッシュな生活には憧れるけど、なかなか手が出せない・・・。そんな方も多いと思います。

確かになんでもありな場所ではないのですが、ちょっとコツを掴めばすごく居心地のいい空間に早変わり。皆さんもぜひバーにチャレンジして、その魅力を思う存分堪能出来るようになってみてくださいね。

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Lacy編集部:桜井香織

Lacy編集部:桜井香織

ビューティーライター(エディター) 美容の専門学校を卒業後、美容関連の広告代理店に就職。美容系雑誌や通販の広告業に専念するも5年で退社しビューティーライターとして活動。 様々な分野を独学で勉強し、ファッション、エステ、整形などの美容系はもちろん、演劇やゲーム、アニメなど幅広い視点でビューティーと向き合い、ユーザー目線でのライティングが得意です。 新しく発売された美容品やサプリを実際に購入し、どんな効果があり、巷の口コミは本当なのかを自分自身が納得するまで徹底調査。時にはイチユーザとして辛口の評価も。 ビューティーライターだけでなく、美容関連のイベント企画やセミナーなども積極的に行い、頼れるビューティディレクターを目指しています。 【得意ジャンル】 スキンケア/メイクアップ/ヘアケア/ダイエット/美容サプリ など美容系全般 Twitter:https://twitter.com/Ranklabo

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