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心理学

心理学の父・フロイトを知る!性理論・無意識と夢などまとめ

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心理学ってなんだか魅惑的な響きがしませんか?

内心うさんくさい学問だなーって思いつつも、SNS上に流れている心理テストをやっては一喜一憂してみたり、今日見た夢を友達と話し合って今の心理状況を分析する夢診断をしてみたり、意外と生活の中で触れているケースも多いのでは?

そんな心理学は比較的新しい学問と言われており、特にジークムント・フロイトという19~20世紀にかけて活躍した心理学者が現代心理学の基礎を作り上げたと言われています。

今では批判されることも少なくないフロイトの心理学は、現代に繋がる心理学の系譜を生み出した心理学のパイオニア的な人物であると筆者は認識しています。

そして何よりフロイトの心理学は非常に私たちに近い感覚を持っているんです。知っていると面白い、フロイトの心理学の世界を少しだけ覗いてみましょう。

 

フロイトと心理学

フロイトの生い立ち

フロイトは1856年にオーストリアで織物商人の息子として生を受けました。もともとは生理学や脳科学を専門とする研究者としてスタートしたフロイトですが、しだいに神経学における催眠療法に興味を抱くようになり、自身も催眠によるヒステリー治療に携わるようになります。

そしてその実践的な経験からフロイト独自の理論を打ち手立ていくこととなるわけです。

フロイトは心理学?

フロイトの研究や理論は時として非常にあいまいな分野として語られがちです。というのも彼自身の理論は実践的な経験からきた統計学的な側面が強く、一概にフロイトの打ち立てた理論が科学的に正しいと言うワケではないことが大きな要因といます。

これから見ていくフロイトの理論は中にはすっと腑に落ちるものもあれば、とてもすぐには納得できないようなものまで多岐にわたっています。現にフロイトの研究は心理学や精神医学の側面からだけでなく、文学や芸術と言った枠にまで影響を与えており、フロイトを哲学者・思想家として括るような考えもあるくらいです。

しかしフロイトが行った様々な研究や理論は、そのどれもが非常に魅力的で面白いものばかりです。科学的にフロイトを分析しようとなれば難はありますが、ちょっとした思想家としてフロイトの考えをみてみるとぐっと教養が深まった気がするはずです。

性理論


フロイトの考えは多岐にわたっていますが、その根本をつかさどるものは性欲にあるとされています。いきなりなかなかキャッチーな言葉が出てきました。

性欲はフロイトにとってとても重要なキーワードです。フロイトは根本手な神経症の原因は性にあるという結論に至っています。

リビドー

フロイトはリビドー(性を求めるエネルギー)が人間生まれた時から備わっていると考え、リビドーが成長過程でさまざまな形をとることを説きます。この過程が順調にいかないと、人は精神的な成長を妨げられ、成長の過程ないしは大人になってから何らかの影響を受けてしまうというのです。

リビドーはエネルギーそのものです。全うに流れて適切な方向へ向えば適切に放出され、心身も正常に働きます。しかし発散がうまくなされなかったりして内部にこもったりすると精神を病んでしまうとフロイトは考えます。

リビドーの様々な形

フロイトのリビドー理論は具体的に見ていくと非常に複雑で多岐にわたるものですが、現在のわたしたちにも容易にあてはめられる分かりやすさも持っています。

リビドーは性的な欲求がその根本にありますが、いってしまえば生きようとするエネルギーのものです。これは性で発散されれば一番スムーズですが、他のものでも発散させることが出ます。

例えば恋愛に興味がなくても仕事を死ぬ気で頑張って認められることで満足出来たりとか、スポーツカーやマイホームと言った物欲を満たすことで満足できる人たちがいるように、何らかの対象にむかってリビドーを発散させることで、精神的な異常をきたすことを防ぐことが出来るとフロイトは考えたわけです。

最近では認められつつある同性愛やトランスジェンダーなども性の発達がどこかでスムーズにいかなかったからであるとフロイトは考えますが、これは見方を変えれば同性愛もトランスジェンダーも、例えば恋愛に興味がなくて仕事に集中したいと言っている人と大して差はないということなのかもしれませんね。

 

無意識と夢

意識は氷山の一角

フロイトは人間の心理構造には無意識という部分があり、それは心理構造の大半を占めていると考えていました。意識は氷山の一角のようなもので、海面からみれば大きな氷山も、実際に海中に潜んでいる部分まで含めればほとんどは目視でないものになります。意識もいわば海面に出ている氷山のようなもので、無意識まで含めた心理構造は非常に大きいものとなります。

フロイトによれば無意識にも二種類、前意識と無意識が存在し、前意識は努力によっては意識化できる部分で無意識はどうやっても表には出てこない様々な欲動や情動が抑圧されているといいます。

夢は無意識からくる?

フロイトは精神分析という技法を確立しますが、精神分析において夢とは無意識化にある抑圧されたエネルギーが幻覚として見えているものであると考えます。

しかしこの夢がクセモノで、ただ無意識にある欲望をそのまま映像化するわけではなく、抽象的な表現に置換してイメージ化するというのです。フロイトは自由連想法という手法で、患者に好きなことを喋らせておきながら、そこに出てくるシチュエーションやモノを分析して無意識下に秘められている欲動や情動を描き出すことで心の病を解決に導こうと考えました。

フロイトの夢診断は今でも巷に溢れた夢診断でよく使われる手法のひとつです。もしあなたが夢診断に興味があるのなら、まずフロイトの夢判断という書物を読んでることをオススメします。上下に分かれた少し長い書物ですが、単に読み物としても非常に面白い書物でオススメです。

エス・自我・超自我


フロイトは人間の心理構造を意識・前意識・無意識に分類しましたが、これとは別に人間の精神をエス・自我・超自我に分類しました。

これらはそれぞれが人間の行動を司る役割を持っていて、たとえばエスはさきほどの心理構造で言う無意識に属す部分が大きく、ほとんどが解明できません。これはリビドーの源泉のようなものでもあり、人の心理におけるもっとも深くて原始的な部分です

これに対して超自我は客観的な規範のような役割を持っていて、こうしなければいけない、こんなことするのは恥ずかしいことだ、これをしたらおしまいだ、というような倫理的な抑止を行ってくれる部分です。一方で非常に優等生なのでリビドーの発散を滞らせる可能性も孕んでいます。

このふたつの間でバランスをとろうとするのが自我で、自分の際限ない内から湧き出る欲望と、こうすべきであるという規範を調整し、バランスを整えてくれます。

人は必ずしもいつもいつも正しく生きるわけではありません。多かれ少なかれ、これくらいはいいやとかこれくらいは許されるといった部分があり、そのようなところで鬱憤が溜まりすぎないよう調整していますよね。

フロイトのエス・自我・超自我理論はこのような人間がごく当たり前に行っている判断を構造化して説明したものなのです。この考えによれば人の倫理をつかさどる部分や欲望を司る部分はそれぞれ別の人格の様に独立しています。

よく漫画などで心のイメージを表す際に、天使の自分と悪魔の自分が出てきて葛藤するというようなものがありますが、これはまさに超自我(=天使の自分)とエス(=悪魔の自分)との葛藤を自我(=キャラクター自身)が調整してよりよい答えを導こうとしているものであると感がることが出来ます。

このようにフロイト理論は一見難解なものですが、解きほぐしてみると身近なものにも例えやすい特徴を持っています。これはフロイト自身が自身の理論を経験則から導き出したことにもよっているのではないでしょうか。

フロイトの心理学の後世への影響


フロイトの心理学は今となってはこれをそのまま実践する人は多くありません。フロイトは実践的な経験を通した個人的な統計を基にした研究が多いのでその点では現代科学的な根拠に乏しい理論も多く、抽象的な理論展開は哲学的な側面も強く医学的な説明がつきづらいのが理由ではないかと思います。

一方でフロイトは後世の人々に多大な影響を与えました。心理学の枠を飛び越えて、哲学や芸術、言語学に至るまで、フロイトの今までにない発想は当時の人にとって非常に先進的な考えでした。

今でこそわたしたちは"無意識に"とか"昨日~みたいな夢を見たから欲求不満なのかも"とかという言葉や会話を日常的に使いますが、これらはフロイトの思想がもととなった考え方です。

そう考えてみるとフロイトの功績は非常に重要視されるものだということが、わたしたちにもわかるのではないでしょうか?

心理学への影響

心理学と一言にいってもさまざまな形があるため一概には言えませんが、後世の心理学全般の分野に大きな影響を与えたフロイト。

例えばフロイトの直系の弟子であるユングはフロイトとは異なる精神構造の分析を行い、こちらもまた大きな影響を残しましたが、それもやはりフロイトがいてこその功績といえそうです。

同じく代表的な心理学者としてラカンという人物も有名です。こちらはユングと比べてかなり難解で筆者も途中で投げ出してしまった経験があるのですが、心理学の系譜をたどれば必ず出てくる人物のひとりで、フロイトやユングの影響を強く受けています。

ラカンやユング自身が現代の心理学に大きな影響を与える一分野を築き上げた人たちですから、そのような点から見ればフロイトが心理学の基礎を成していることも感じてもらえるのではないでしょうか。

その他の分野への影響

フロイトの心理学はその分野にとどまらず様々な分野へ影響を及ぼしています。有名な例を挙げれば20世紀初頭に一世を風靡したシュルレアリスムという芸術運動は、個人の意識よりも無意識化に潜むものを芸術として表現しようとした試みで、後の芸術にも大きな影響を与えましたが、ここにはフロイトの精神分析が大きく影響していたと言われています。

フロイトは今でこそ誰もがその存在を認める無意識やとの内側に潜む欲望といった部分を早い段階で認識し、近づきながら自身の研究に反映・理論化していきました

もしかしたらフロイトがいなければ今のわたしたちがこんなに無意識という存在を身近に感じることは無かったかもしれません。

 

フロイトの心理学を知ってみよう・・・

ここで見てきたのはフロイトの考えの極表面だけです。フロイトの精神分析の手法や心理構造を本格的に理解するのはとても骨が折れます。しかし、その表面を知るだけでも意外と自分の身近なものに例えて理解できるものがあるということに気づくことが出来るのではないでしょうか?

これを読んでフロイトに興味が出た方はぜひ実際に彼の著書を手に取って腰を据えて読んでみてください。きっとさらに理解が深まるはずですよ。

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