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坐骨神経痛とは? 5つの原因とその治療方法について。

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坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)とは腰からお尻やふとももの後ろ側、すね、足先などに痛みやが発生することをいいます。痛みが麻痺(まひ)に進行することもあります。

 

坐骨神経痛とは症状の名前で、今回は坐骨神経痛を起こす原因とその診断方法を紹介します。また坐骨神経痛の予防法やなかなか治らない場合の対処法をお伝えします。

坐骨神経痛は病気ではなく症状です


坐骨神経痛は症状をあらわす言葉であって坐骨神経痛という病気があるわけではありません。

 

例えば胃が痛むという胃痛の症状のもとになる病気は食べすぎという病気とは考えにくいものから、胃炎、胃潰瘍など薬で治せるものから、胃癌のように手術が必要なものまであります。

坐骨神経痛の診断

坐骨神経痛は症状であることから、坐骨神経症の診断はもとの病気を調べることになります。

 

患者さんが腰から尻にかけて痛みをお感じる場合にはまず問診を行います。痛みの期間、痛みの強さ、しびれの有無などです。

 

問診と生理学検査

問診によって他の原因による痛みやしびれを除くことができます。例えば激しい運動による筋肉痛(高齢者の場合には少し動いただけでも筋肉痛になることがあります)。

 

次に生理学的な検査を行います。これは坐骨神経に神経圧迫があるかどうか、 神経欠落があるかどうかを調べるもので、ゴム状の小さなハンマーで膝や足首を刺激して、反応するかを見ます。

 

精密検査

以上から坐骨神経痛であることが疑われる場合には原因となる疾患を探します。単純なレントゲンで分かる場合もありますが、CT(Computed Tomography の略号で日本語はコンピュータ断層撮影:レントゲンを連続的に撮影し、コンピュータでその画像を分析して体の内部を再現する方法)やMRI(Magnetic Resonance Imagingの略号で日本語は磁気共鳴画像装置:体に磁気を放射してその反射によって体の内部を再現する方法) で原因疾患を確定します。

 

筋肉の以異常が筋肉自体の変化か筋肉を動かすための神経かを確かめるための筋電図検査も原疾患を探すために行われます。この検査には皮膚の表面に電極をおく表面導出法と、細い針を筋肉に刺して検査する針電極法がありますが一般的には、いろいろな筋肉の変化が判定できる針電極法が一般的ですが、筋肉の動きのみを検査する場合には表面導出法が使われます。

 

針電極法は針を刺すために痛みが伴います。麻酔をかけると筋肉の動きが変わるためにその痛みを我慢する必要があります。

 

症状の進行度を測る検査

神経がどの程度悪くなっているかをみる検査に神経伝達検査があります。坐骨神経痛のレベルを決めるために用います。検査は神経が通る部位の皮膚上から電気の刺激を与えます。神経はこの刺激を伝えますので、神経の伝達速度を測ることができます。刺激によっては痛みを感じるヒトがいますがすぐに治まります。

坐骨神経痛の原因となる病気

腰椎椎間板ヘルニアについて

人間の背骨は24個の椎骨(ついこつ)という骨がつながってできています。椎間板は椎骨の間にありクッションの役割を果たしています。ヘルニアという医学用語は臓器の一部が本来あるべきところから逸脱している状態のことで、例えばお尻の穴から肛門の一部がはみ出す脱肛も肛門ヘルニアとよばれます。

 

椎間板は周りの硬い部分(線維輪とよびます)に中心部分(髄核とよびます)からできています。この線維輪に亀裂が生じて髄核が飛び出しているのが椎間板ヘルニアです。

 

飛び出した部分が、神経を圧迫すると激しい痛みやしびれを引き起こします。腰の部分の背骨(腰骨とよびます)に椎間板ヘルニアが起こると坐骨神経痛が発生します。

脊柱管狭窄症について

脊柱管(せきちゅうかん)とは24個の椎骨からできている背骨の中心を通っている管のことです。椎骨と椎間板の中心には空間がありこの部分を通っています。脊柱管の中には硬膜がありその中にある神経や血管を守っています。

 

ヘルニアとは逆に内部に変形した椎間板によって脊柱管が狭くなったり、椎骨の変形によって脊柱管が狭くなったりする病気を脊柱管狭窄症(せきついかんきょうさくしょう)とよびます。脊椎管が狭くなることによって内部にある神経が圧迫して障害を受けることによって坐骨神経痛が発生します。

 

腰椎分離すべり症について

年齢を重ねることによって腰の部分の椎骨がずれたり折れたりすることを腰椎分離すべり症とよびます。

 

急性的に腰の部分の椎骨がずれることは一般的にぎっくり腰とよばれています。ぎっくり腰の場合には椎骨のずれは一時的なものですから、痛みは数日で治まり、坐骨神経痛のような症状がでることはありません。

 

腰椎分離すべり症では外れた椎骨が戻ることなく、坐骨神経痛を起こします。これは年齢を重ねることによる柔軟性の低下などが原因となっている場合もありますが、若いひとでも長時間の立ち仕事、外傷、悪性腫瘍、感染などで腰の部分の椎骨がずれたままになったり、変形したりする場合には坐骨神経痛が見られます。

梨状筋症候群について

今までの坐骨神経痛は腰の部分の椎骨や椎間板の変形で神経が障害を受けて坐骨神経痛が起こっていましたが、梨状筋という、仙骨(尾骨の上にある三角形の骨)と大腿骨をつないでいる筋肉に異常が起こると坐骨神経痛が起こることがあります。

 

梨状筋症候群がおこるのは梨状筋の痛みが周りの筋肉にも影響を及ぼすこと、梨状筋の変形(筋肉の捻挫や外傷)によって神経や血管が圧迫されること、仙腸関節(仙骨部分と大腿骨の付け根にある関節)の動きが悪くなることによって生じます。

内臓疲労について

内臓が疲労している場合にも坐骨神経痛が起こる場合があります。
さまざまな疾患によって内臓が疲労することによって、体の不調を知らせるために脳が痛みの反応をおこし、それが腰の部分の腰痛としてでた場合に坐骨神経痛がでる場合があります。

坐骨神経痛は何科に行くべきか

坐骨神経痛の治療は原因によって異なります。坐骨神経痛の原因で最も多いのが梨状筋症候群です。これは筋肉マッサージより回復することから整体院で治る場合があります。

 

整体院の場合には、問診や物理学的診断はできてもCT検査やMRI検査を行うことはできませんので、整形外科の医院に行って設備の整った病院を紹介してもらうことをおすすめします。いきなり設備の整った大病院に行くと初診料が高くなりますので、紹介状をもらうことによってそれを避けることができます。

 

整形外科つながりで紹介された場合には大病院でも整形外科となる場合が多くなりますが、背骨を専門に扱っているのは脳外科です。整形外科の医院の先生が大病院の脳外科を紹介しても驚くことはありません。脳外科では脳から背骨までが診療範囲となっています。

坐骨神経痛の治療

坐骨神経痛の治療は痛みが治まるまで安静があります。約30度。頭の部分が持ち上がった状態(セミファーラーとよびます)のベットで安静にしていると急な痛みが治まることがあります。

 

痛みを抑えて日常動作を行う必要がある場合には、鎮痛剤を用います。この場合には薬局でも入手可能な非ステロイド系の鎮痛薬やアセトアミノフェンを用います。薬局でも入手可能と記載したのは、必要以上に飲んだ場合以外には副作用がでることが少ないという意味です。

 

理学療法も有効な場合があります。整形外科のリハビリテーションや整体院での治療がこれに当たります。

 

手術が必要な場合もあります。腰椎椎間板ヘルニアで筋力が低下しており、神経の脱落症状(しびれやまひ)が進行している、薬物での鎮痛作用が無効などの条件を満たした場合には手術が選択されます。手術を行うのは整形外科の場合もありますが、脳外科で行われる場合もあります。

坐骨神経痛のセルフメディケーション

長時間の立ち仕事をするのが分かっている場合には、適度な休憩を取ることや可能ならばなるべく背筋を伸ばして、肩甲骨を意識しながら姿勢を保つことも予防になります。

 

仕事の終了後に自分で体操をすることや冷感スプレーを腰にかけることも予防につながります。

 

帰宅後にお風呂などで筋肉を緩ませ、神経の緊張をほぐすことも予防につながります。

 

ふだんの生活では適度な運動、バランスのよい食事が坐骨神経痛の予防につながります。特殊なマッサージよりも、きちんとした方法でのラジオ体操(テレビ体操)を毎日続けることが予防につながります。

 

軽い痛みを感じた場合には、市販の鎮痛剤で痛みを抑えることは可能です。また、背筋を伸ばすようなサポーターや腰のサポーターも予防につながります

なかなか坐骨神経痛が治らないときには

坐骨神経痛がなかなか治らない場合にやってみることを上げておきます。大体3か月をめどにして改善が見られない場合には、治療手段を変えることを考えましょう。

 

薬局で薬を買って、自分でだましだまし使っている場合には一度、整形外科の受診をお勧めします。整体院に通っている場合にも同じことが言えます。特に検査を何もしていない場合整体院に行った2,3日だけは痛みが治まりますが、その後また痛くなる場合には検査を受ける必要があります。

 

整形外科で検査を受けて、薬で治療している人や理学療法を行っている人でも3ヶ月で治る気配がない、ますます悪くなっているような気がする場合には主治医に相談するかセカンドオピニオン(他のお医者さんの意見)を求めることもおすすめです。画像の読み違えは絶対無いとは言えません。

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