ランクラボ

美容・健康・ライフスタイルに関するさまざまな話題・口コミ・ランキングをわかりやすくご紹介いたします。

健康

地産地消のオーガニック料理・「シンプルフード」の人気の背景と理由

更新日:

地元の採れたての「オーガニック食材」を使った「シンプルフード」のレストランが米国カリフォルニアで人気を博しています。経営者の「アリス・ウォータース」は、「シンプルフードの母」「オーガニック料理の母」「ファーマーズマーケット(地産地消) の母」「スローフードの母」などと呼ばれ、『アート・オブ・シンプルフード』という本も出版しています。

 

「シンプルフード」のコンセプトである「地産地消のオーガニック料理」は、米国内にとどまらず「スローフード運動」と連動して世界各地へと拡がっています。ではなぜ今、「シンプルフード」が人気を集め高い評価を得ているのでしょうか?その高い人気の背景や理由を分析してお伝えします。

 

シンプルフードの由来と本質

世界で初めての「シンプルフード(=オーガニック料理)」を提供するレスランやシンプルフードの提唱者「アリス・ウォータース」のプロフィールや「シンプルフードの本質」などについて紹介します。

 

シンプルフードのレストラン「シェ・パニース」

レストラン・「シェ・パニース」は、1971年に米国カリフォルニア州バークレーにアリス・ウォータースによって開設された世界初の「オーガニック料理店」です。1階がレストランで2階がカフェになっています。

 

「シェ・パニース」は、世界でも常にトップクラスのレストランとしてランキングされ、2002年~2008年には「ベスト50店」に選ばれています。驚くべきことは、40年以上も経った今でも、最も“予約が取れない”レストランとしての高い人気を持続させていることです。

 

「シンプルフード」は、「シェ・パニース」で提供される「オーガニック料理」のコンセプト名で、創設者のアリス・ウォータースが名付けたものです。このオーガニック料理は、地元のカリフォルニアの有機栽培の農産物を使用していることから「カリフォルニア料理」とも呼ばれています。

 

シンプルフードの提唱者「アリス・ウォータース」

レストラン「シェ・パニース」の創設者であり、「シンプルフード」の提唱者でもある「アリス・ウォータース」は、カリフォルニア大学バークレー校でフランス文学を学び、フランス留学中に、伝統的な食文化を重んじるフランス料理に魅了されます。

 

フランス料理にヒントを得たアリス・ウォータースは、カリフォルニアの伝統的な地域の有機農産物を使った「オーガニック料理(カリフォルニア料理)」を考案しました。この料理を提供するレストランとして、27歳で「シェ・パニース」を創設したのです。

 

地元のファーマーと仕入れのネットワークを構築しファーマーズマーケットの設立にも大きく貢献したのです。オーガニック料理のレシピを紹介する「アート・オブ・シンプルフード」という本の出版をはじめ、最近では「スローフード運動」にも参画するなど、世界中の食生活に大きな影響を与えています。

 

こういった食育活動が評価されたアリス・ウォータースは、「シンプルフードの母」「オーガニック料理の母」「ファーマーズマーケット(地産地消)の母」「スローフードの母」などと呼ばれているのです。

 

シンプルフードの本質

「シェ・パニース」の人気の理由はシンプルフードのコンセプトにあります。「シェ・パニース」で提供される「カリフォルニア料理」と呼ばれるメニューは、『その日採れたての地元産のオーガニック(有機栽培)食材を使った1メニュー』で提供されているのです。

 

つまり「シンプルフード」のコンセプトとは、『地産地消のその日採れたての新鮮なオーガニック料理』なのです。このシンプルフードの本質が、米国内で環境問題や健康志向に関心が高い中流階級層から、圧倒的な支持と人気を得ているのです。

 

シンプルフードの人気の背景

アリス・ウォータースによる世界初の「オーガニック料理店・シェ・パニース」の開店年度は、【1971年】です。「スローフード運動」が提唱されたのが【15年後の1986年】であり、環境汚染を問題視した「奪われし未来」が発表されたのが【25年後の1996年】なのです。

 

このようにアリス・ウォータースが提唱したシンプルフードというオーガニック料理は、「ファストフード」への不信感や危機感に対して登場した「スローフード運動」「環境汚染への意識の高揚」などの世界のうねりの波に乗って人気を高めていったといえます。

 

ファストフードの安全・健康への不信感

「シンプルフード」が、人気を高めている背景のひとつとして、ファストフードへの安全・健康への不信感」などが挙げられます。世界各国を凌駕してきたハンバーガーやホットドッグ、フライドチキンやピザなどのいわゆる「ファストフード」の功罪が問われてきました。

 

「ファストフード」には、「速い・簡便・安価」という功績がある反面で、「高カロリー・高脂肪・バランスの悪い栄養」や「肥満の増加」や「安全・健康への不信」などが罪過として問題視されるようになってきたのです。

 

肥満の増加・蔓延

ファストフードの普及率の高い米国は、先進国の中では最も肥満率の高い国となっています。『米国民の成人の半分以上、子供の約4分の1が、肥満または過体重』であり、さらに『肥満の割合は、ファストフードの消費量の増加率に正比例している』と調査・報告されています。なお米国内での肥満は、喫煙に続いて死亡原因の第2位となっています。

 

いっぽう、西ヨーロッパで肥満率が最も高いイギリスでは、『ファストフード店舗数が倍増(1984年から1993年)した期間に、成人の肥満率も倍増した』とされています。このように、『ファストフードの普及率が高い国ほど肥満率も高い』とか『肥満の増加率はファストフードの店舗増加率と正比例する』や『ファストフードの依存率の高い貧困層ほど肥満率も高い』という調査・研究の報告があります。

 

食の安全性への不信感

ファストフードで使用する食材や人工添加物などへの安全性への疑問や不信感なども起きています。例えば、ハンバーガーに使用されている「ピンクスライム」と呼ばれる加工肉や『ホルモン剤の投与されたビーフを使用しているのでは?』という疑問や不信感です。

 

人工食品添加物では、『パンのふわふわの風味を出すために「アゾジカーボンアミド」を使っているのでは?』といった疑惑も出ています。さらに世界各国で起こった「賞味期限切れの肉使用」や「異物混入」なども不信感を増幅させているのです。

 

スローフード運動の高まりと連動

伝統の食文化を守る精神が根強いフランスやイタリアでは、ファストフードの増加による「食文化の画一化」に反対する運動が高まりました。そんな気運の中で、イタリアのカルロ・ペトリーニによって1986年に提唱されたのが「スローフード」という考え方です。

 

「スローフード(slow food)」とは、「ファストフード」の食文化の画一化に対する危機感を背景として、環境や健康を害さない地域の伝統的な食文化や食材を見直す運動のことです。1989年には、非営利NPO法人として「スローフード協会」が設立されて、パリで開催された国際大会には15カ国が参加し、国際的な社会運動へと発展していきます。さらにこのスローフード運動は、より広い概念の「スローライフ運動」へと拡がっていくのです。

 

スローフードの目的は、大きく4つ挙げられます。

  1. 伝統的な食文化や農法や生態系の多様性などを守る
  2. 食育を推進する
  3. 有機農業や小規模経営を行う生産者を支援する
  4. 環境に配慮しながら食の喜びを取り戻す

 

環境汚染問題への意識の高揚

1996年に刊行された,米国の環境活動家「シーア・コルボーン」の著書「奪われし未来」において、1950年以降に米国を中心として世界各国で起こった、さまざまな動物の生態系の異常現象が公表され、世界中で環境汚染について大騒ぎとなります。

 

生態系の異常現象の原因は、人間が環境中に放出した化学物質・「内分泌かく乱物質」であると警告したのです。この「内分泌かく乱物質」には、動物の体内に入るとホルモン様の働きをしてホルモンの内分泌をかく乱して生態系に異常を引き起こすことから「環境ホルモン」と名付けられました。

 

世界各国で「環境ホルモン対策」が打ち出され、化学農薬などへの関心が高まっていったのです。著者のシーア・コルボーンは、『「環境ホルモン」が人類や生物に及ぼす脅威を系統的な調査により明らかにし、その危険性を警告した業績』として、2000年にブループラネット賞(地球環境国際賞)を受賞しています。

 

シンプルフードはオーガニック料理

「シンプルフードのコンセプトは「オーガニック料理」です。採れたての旬な美味しさに加えて、「環境配慮」「生態系の保守」「食の安全性」「地産地消」そして「食育の推進」などの基本要素が取り入れられています。

 

「オーガニック」の基本原則として、5つが挙げられます。

  1. 「環境配慮」~化学農薬や化学肥料をつかわない栽培法
  2. 「生態系の保守」~自然の動植物の多様性を保守
  3. 「食の安全と健康」~食品添加物の無使用や低減
  4. 「地産地消」~地域の伝統的な食材の活用
  5. 「食育の推進」~食の尊さと美味しさを共有する

 

シンプルフードのオーガニック料理9原則

シンプルフードの母・アリス・ウォータースは、「オーガニック料理の9原則」を推奨しています。この9原則には「オーガニック」の基本原則である5つの要素がすべて網羅されているのです。

 

オーガニック料理9原則

1.地元で持続可能な方法で環境に配慮して作られた物を食べる

2.旬なものを食べる

3.ファーマーズマーケットで買い物する

4.野菜やハーブなどの食べ物を庭で栽培する

5.ものを大事にして、堆肥を作りリサイクルする

6.料理はシンプルにして五感を使う

7.みんなで一緒に料理する

8.みんなで一緒に食べる

9.食べ物は尊いことを忘れない

 

シンプルフードはスローフードの基本

「シンプルフード」をコンセプトにするレストラン「シェ・パニース」の開店が1971年で、イタリアやフランスで「スローフード運動」が提唱されたのが15年後の1986年です。「スローフード」とは、大量生産で加工された画一的な食品である「ファストフード」に対抗して生まれた言葉です。

 

この「スローフード」の目的である「伝統的な食文化や農法の保守」「生態系の多様性の保守」「食育の推進」「有機農業生産者の支援」「環境配慮」「食の喜びの回復」などのコンセプトは、「シンプルフード」が実践するコンセプトとまったく同じものだといえます

 

つまり、「シンプルフードの母」と呼ばれるアリス・ウォータースが、同時に「スローフードの母」とも呼ばれている所以でもあります。「スローフード運動」は、現在では世界150ヵ国以上にも広がりを見せる国際的な社会運動へと発展しているのです。

 

まとめ

私たちの健康は、食生活と密接な関係を保っています。多くの生活習慣病の原因とされるのは、好ましくない食生活であり、好ましくない食材でもあります。農薬などの化学物質に含まれる環境ホルモンは、食物連鎖となって私たちの食卓に巡ってきます。

 

また人工の食品添加物にも環境ホルモンと見做される有害物質が含まれている場合があります。シンプルフードやスローフードの目的やコンセプトは、健康重視の食生活に改善するための最善のヒントを与えてくれます。

The following two tabs change content below.
ランクラボ編集部

ランクラボ編集部

ランクラボ編集部では、美容・健康・ライフスタイルに関するさまざまな話題をいろんな確度からとりあげしっかりと調査しどなたでもわかりやすく紹介することを目的としたサイトです。 Facebookページ・ツイッターで更新情報配信中です。

年末の準備はできてますか?

カニ通販おすすめランキング
カニ通販おすすめランキング【絶対満足な口コミで人気のサイトを厳選】

年末にうれしいカニ!カニ通販で絶対満足できる口コミで人気のおすすめサイトをランキング形式でご紹介いたします。カニ通販で失敗しいないポイントやカニの種類別のおすすめ通販などカニを通販で購入するときのおすすめや注意点などをわかりやすくまとめたページです。カニ通販をするときにご利用ください。

-健康
-, , , ,

Copyright© ランクラボ , 2017 All Rights Reserved.