乳酸菌にこだわりを持つアサヒカルピスウェルネス株式会社から発売されている、アレルケアをご存じでしょうか。アレルギー症状を緩和効果があるとして、人気を集めています。アレルケアにはどのような効果があるのか、その実態に迫ってみました。

アレルケアとは

独自の乳酸菌を含むサプリメント

アレルケアの大きな特徴は、独自のL-92乳酸菌を含んでいるという点です。L-92乳酸菌は、カルピスの研究において厳選したオリジナルの乳酸菌です。正式名称は「ラクトバチルス・アシドフィルスL-92株」。

 

このL-92乳酸菌の研究は、2000年頃に始まりました。研究所で所有する数多くの乳酸菌を、アレルギーに有効性があるかを確認し、最終的に選び抜かれたものがL-92乳酸菌となったのです。

 

そんな独自の乳酸菌を含むアレルケアは、身体の中からバランスを整え、アレルギーに悩む人のサポートを目的に生まれたサプリメントです。

L-92乳酸菌の特徴

L-92乳酸菌は、細長い形状をしているヒト由来の乳酸菌です。乳酸菌といえばヨーグルトや牛乳などの乳製品を思い浮かべるかもしれませんが、L-92は乳製品からの摂取ができない貴重なもの。一般的な乳酸菌と比較すると、アレルギー症状に対する働きや適性が優れているという特徴もあります。

 

L-92乳酸菌の働きや有効性については、アレルギー科や皮膚科、小児科、耳鼻科などの第三者機関や専門医との共同研究により、学会でも高い評価を得ています。

アレルケアの成分

麦芽糖

麦芽糖はマルトースとも呼ばれる水あめの主成分です。砂糖の主成分であるショ糖の35%程度の甘味度を持っています。

 

ジャガイモやとうもろこしのでんぷんなどから生成されたものが多く、口に含むと唾液の中に含まれるアミラーゼによって分解され、糖になることで甘みを感じます

でんぷん

とうもろこしなどの植物から精製される成分で、冷却したり加熱したり加水したりすることで、糊状に変化したりゲル状に変化したりします。このような性質を活かし、アレルケアの成形向上のために添加剤として含まれているのです。

乳酸菌

先ほど紹介した、カルピス独自の乳酸菌「L-92乳酸菌」が含まれています。

植物油脂

植物油脂は、トウモロコシや菜種、大豆、ごまなど植物由来の脂質全てを指す言葉です。

アレルケアの種類

アレルケアには、ノーマルタイプのものに加え、子ども用など様々なラインナップがあります。

子ども用

子ども用には、ぶどう味とヨーグルト味があり、飲みやすいよう工夫されています。水で飲む必要がなく、舐めたり噛んだりすることができるため、子どもでもおいしく飲むことができるのが嬉しいですね。

 

さらに、子どもに不足しがちといわれるカルシウムを配合。奥歯が生えそろった頃から飲み始めることができます。

甜茶パワープラス

健康茶として人気の甜茶エキスをプラスしたタイプです。甜茶は古くから中国で愛飲されている健康茶で、GODポリフェノールという抗アレルギー作用のある成分が含まれていることが学会にて発表されています。特に、ポリフェノールやタンニンなどアレルギーのもととなるヒスタミンの分泌を抑制する効果のある成分が豊富なため、通年性の鼻アレルギーに悩む方におすすめのタイプです。

飲料タイプ

タブレットタイプが苦手な方におすすめなのが、飲料タイプです。125mlと飲み切りにぴったりのサイズで、紙容器なのでゴミがかさばりません。さっぱりとしたヨーグルト味で、子どもから高齢者の方まで飲みやすいテイストです。

粉末タイプ

持ち歩きにも便利な粉末スティックタイプ。タブレットが苦手な方にもおすすめです。水なしでそのまま口内で溶かしながら飲めるため、外出先でも安心です。

花粉症に期待できる効果

花粉症への有効性を調べる試験は、国内でも有数の施設である花粉曝露試験施設で行われています。80名の花粉症患者に花粉の中に入ってもらい、その後でL-92乳酸菌が含まれたタブレットを摂取してもらいます。全体を4つのグループに分け、3つのグループはそれぞれ20mg、60mg、180mgのL-92乳酸菌が含まれたタブレットを、1つのグループは全く入っていないタブレットを8週間摂取し、経過観察を行いました。

 

さらにタブレット摂取から8週間後に、もう一度花粉を浴びて、摂取前後の花粉症の症状変化を解析しています。

 

その結果、L-92乳酸菌を摂取したグループには、鼻の症状と目の症状に緩和が見られました。

 

また、別の試験では、スギ花粉の時期に花粉症患者23名をL-92乳酸菌の含まれる飲料を飲むグループと、含まれない飲料を飲むグループに分け、それぞれ6週間摂取し経過観察を行っています。

 

この試験では、L-92乳酸菌の含まれている飲料を飲んだグループの方に、目の症状改善が見られ、医薬品の使用頻度が減るという結果となりました。

アレルギー性鼻炎に期待できる効果

アレルギー性鼻炎は、ハウスダストや花粉、ペットの毛などが原因となり、アレルギー反応として鼻水や鼻づまり、くしゃみなどを症状とする病気です。年間を通して鼻が詰まっていたり、発作的に繰り返し起こるくしゃみに悩まされたりと人によって症状は様々。そんなアレルギー性鼻炎の中でも、ハウスダストやダニが原因の、通年性アレルギー鼻炎のある49名を対象にした試験が行われています。この試験では、25名にL-92乳酸菌の含まれている飲み物を、24名には含まれていない飲み物をそれぞれ8週間摂取してもらっています。

 

その結果、L-92乳酸菌の含まれた飲み物を摂取したグループは、摂取していないグループに比べて鼻の症状が改善したということが確認されました。また、目の症状も改善傾向にあるという結果です。

アトピー性皮膚炎に期待できる効果

アトピー性皮膚炎をもつ4歳から15歳20名を対象にした研究では、L-92乳酸菌を摂取することで、症状の改善が見られました。その有効性は全体の90%にもなったそうです。

 

また、同じくアトピー性皮膚炎のある1歳から12歳50名を対象に、通常の投薬治療とL-92乳酸菌の摂取を並行して行った研究があります。その研究でも、L-92乳酸菌を摂取しないグループよりも、摂取したグループの方が皮膚症状と治療スコアが改善し、アレルギー症状と関連する因子であるTARCの上昇も抑制されているという結果が出ました。

 

さらに、あいち小児保健医療総合センターの医師による試験では、45名の生後10か月以上から3歳未満の乳幼児を対象に、L-92乳酸菌の摂取量を変えて経過を比較しています。その結果、L-92乳酸菌を20mg摂取したグループの方が、皮膚炎が改善し、血中のアトピー性皮膚炎に関する因子も減少するということが分かりました。

 

成人に関する研究も横浜市大で行われています。18歳から54歳49名のアトピー性皮膚炎患者を対象に、L-92乳酸菌を摂取するグループと摂取しないグループに分けて経過比較した試験です。摂取したグループの方が皮膚炎重症度が低下し、アレルギー性の炎症が起こると増える血中の好酸球数が減少するという結果となりました。

まとめ

いかがでしたか。アレルケアには、アレルギー症状を緩和する働きが期待できる独自の乳酸菌が含まれており、その効果は様々な試験で実証されていることが分かったのではないでしょうか。しかし、アレルケアを摂取したから必ず治るということではありません。かかりつけの医師の診断に基づいた治療や服薬を続けることを前提に、症状緩和を目的に飲んでみることをおすすめします。まずは1ヵ月、続けてみてはいかがでしょうか。

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