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アトピーと精神状態は密接に関係!?かゆみのストレスが悪循環を作る

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アトピーとストレスというのは密接な関係を持っています。ストレスが蓄積していくと、かゆみを覚えていく人が多く、かゆみでストレスが蓄積していく人も多いです。これが繰り返されると、かゆみがストレスなのか、ストレスでかゆみが出てくるのかわからなくなり悪循環に陥ります。ここではかゆみとストレスについて紹介をしていきます。

アトピーのかゆみは想像以上のストレスになる

まずはかゆみからのストレスです。かゆみは痛み以上に我慢しにくいとされています。アトピーはそのかゆみを、症状レベルまで引き上げた病気となります。もちろん軽度と重度ではかゆみのレベルは非常に大きな差があり、軽度の人でも「ちょっとかゆいな」と思う人から「かゆくて少し不安」と思う人まで、個人差があります。

 

このかゆみですが、かゆみを我慢できる人というのはほとんどいません。代表的な例が「蚊」にさされた時、かゆくてたまらない体験をしたことがある人はとても多いと思います。

 

「あ~かゆい」と思って、いらいらする人も少なくありません。

 

寝ている時に、蚊にさされると、かゆくて眠れなくなるという人もいるでしょう。

 

程度にもよりますが、アトピーはその状態が長期的に続く感じに近いものがあります。

かゆくて集中できない・・・

かゆみでストレスがたまる主な原因は、すべての行動においてかゆみが邪魔をしてくるからです。

 

勉強をしていても、寝ていても、何か遊びをしていても「かゆみ」が常に襲ってくるようになります。何かひとつのことをやろうとしてもかゆみの感覚が邪魔をしてくるため、これが非常に大きなストレスとなります。

 

特に睡眠時のかゆみのストレスというのは尋常ではなく、これによってメンタルに異常をきたしてしまう人がいるほどです。

 

アトピーというとただかゆいだけ・・・と思われてしまうかもしれませんが、かゆみの辛さはある意味で一番過酷な症状になってしまうことがあるということです。

掻き毟る行為が自分をどんどん追い詰める

基本的にアトピーの人は治療をしっかりとしなければ、かゆみを抑えていくことは難しいです。(逆に言うと治療をしっかりすることでかゆみを抑制していくことはできます)

 

アトピーの症状を「我慢をすれば治る」「掻かなければ新しい皮膚が出てくる」という理由で我慢させようとする情報がありますが、これは症状の面でも、ストレスの面でもまったくお勧めできません。

 

まず症状は我慢をすれば治るものではありません。アトピーの症状は炎症であり、かゆみは炎症の結果出てくる症状です。炎症を抑えられないからこそかゆみが出てくるのであり、この炎症を抑制せずに治ることはないのです。

 

掻かなければ治る・・・というのも同じです。確かに掻かなければ炎症を変に刺激しないですみますが、アトピーの炎症は、掻かなくても悪化する時は悪化します。

我慢をすることでの一番の弊害は「見た目」

無責任な治療情報として、我慢をした結果、症状がひどくなるのは好転反応である・・・という情報や、耐え忍べばきれいな皮膚が手に入るというものがありますが、これにはまったく根拠がありません。

 

多くの場合、悪化の一途をたどり、非常にひどい炎症を引き起こし、見た目も悪くします。

 

見た目の悪さは、ストレスになり、ストレスはかゆみへと確実につながります。もちろんかゆいのを我慢していることによるストレスも尋常ではありません。

ストレスがかゆみにつながる理由

実はアトピーのかゆみというのは、炎症が起こっていることで引き起こされるかゆみと、ストレスによってかゆみ成分が生み出され「なんとなくかゆい」というかゆみがあります。

 

炎症によって生み出されるかゆみ成分「炎症性サイトカイニン」やかゆみの原因になりえる肥満細胞が血液中に多くなると、オピオイドレセプターというかゆみ成分が多くなり、それによってかゆみを感じるようになります。

 

炎症のかゆみと違って、血液中に生まれていくかゆみ成分となるので、どこかかゆいのか明確にわからず、「なんとなくかゆい」と感じるようになります。

 

このなんとなくかゆいが非常にやっかいで、かゆくなくても掻いてしまう「掻き癖」を作ってしまいがちです。そうなると、炎症が起こってない部分もなんとなく掻いてしまい、炎症が引き起こされやすい肌にしてしまうのです。

 

このオピオイドレセプターはストレスを強く感じていくと、増えていく傾向があるとされており、ストレスを感じれば感じるほど、なんとなくかゆくなってしまうのです。

かゆみを我慢すればするほど掻いた時のストレスが大きくなる

炎症でかゆい→かゆみを治療せず、我慢をする→ストレスが大きくなる→なんとなくかゆい→ストレスがより大きくなる→我慢の限界を迎える→掻き毟る→炎症がひどくなる→見た目の悪化と、我慢していたのに・・・というショックを受けることでよりストレスが大きくなる→なんとなくかゆくなる・・・

 

上記を繰り返し、炎症を悪化させ、ストレスを大きくし悪循環に陥ります。

 

それゆえに、アトピー治療では、早期の炎症でかゆい状態でしっかりと処置をしていくことが大切になるのです。

 

我慢をするというのは、悪循環の入り口です。決してしてはいけません。ステロイド治療薬の副作用で「我慢をしなければ」と思っている人は、我慢をする過程がステロイド治療薬の何倍もリスクがあると思っておく必要があります。(炎症がひどくなればその分、感染症にかかりやすくなります。これに比べればステロイド治療薬の副作用はかわいいものです)

視覚と触覚の両方からくるアトピーのストレス

かゆみとストレスの関係を上記までで紹介をしてきましたが、アトピーのストレスは触覚と視覚による影響をとても受けやすいです。

 

触覚についてのストレスですが、「かゆみ」を気にしすぎることで、肌に何か触れた時に過敏に反応をしすぎてしまうことが多々あります。

 

少しでも汚れたらすぐに洗い流したくなったり、ちょっとの汗の付着も許したくないなどです。

 

これは逆に肌にとってとても大きなストレスになりがちです。洗う頻度が多くなるとそれだけ皮脂がそぎ落とされてしまうリスクが増え、炎症の起こりやすい肌を作ってしまいます。

 

炎症のひどい人であると、ちょっとした刺激がかゆみにつながるので、服を安心して着れなくなってしまいがちで、そもそも肌に何かが触れること自体が大きなストレスになってしまうこともあります。

視覚によるストレスも馬鹿にできない

アトピーの人は自分の肌の状態に関心を強くもちます。これ自体はとても良いことです。肌の状態をチェックしていくことは自分の健康管理にもつながります。

 

しかしアトピーの人の場合は少し屈折した見方になってしまうことが多いのです。

 

肌が赤くなっているとそれだけで「またひどくなっている」と思い込んでしまったり、掻いてしまった後、肌がぼろぼろになっているのを見ると、「治らない」と思い込んでしまい非常に大きなストレスになりがちです。

 

掻く行為だけでなく、日常的な触覚、視覚においても常にストレスにさらされがちになってしまうのです。

楽観的姿勢が実は治療へのカギ!?

実はアトピーの治療においてとても重要なカギが「楽観的な姿勢」です。

 

症状が出てきても、「薬で治そう」と楽に考えたり、「どうせ治るし良いや」とい考えれば考えるほど悪循環から脱出しやすくなります。

 

悪質な民間療法ほど、薬に頼ってはいけないと言いますが、薬に頼らないことによる恩恵よりもストレスによる不利益のほうがよほど大きいので薬に頼らない治療は現実的ではありません。

 

何かあっても薬があるから大丈夫と思うことで、重度でないかぎり、かゆみからのストレスは大きく解消されます。

 

ステロイド治療薬に否定的な治療の多くは、ステロイド治療薬の副作用ばかりを気にし、ストレスの脅威についてはほとんど触れていません。かゆみのストレスへ対処できるというのはある意味で根本治療に近いものがあるのです。

圧倒的なストレスの原因がある場合

かといって、アトピーの原因が「ストレス」と考えてしまうのは少し違います。ストレスが症状に直結していることは確実ですが、ストレスというのは「原因」として考えられるものではありません。

 

というのもストレスを生み出している「原因」があるからです。ストレス自体その原因から生じる症状のひとつということです。

 

ストレスの原因として「家族不調和」「過剰な仕事量」「睡眠不足」などがある場合にはその原因を改善していくことがとても大切です。

 

薬によってかゆみのストレスから開放されても根源にあるストレスの原因が残っていれば薬による恩恵は小さくなってしまいます。

 

ストレスの原因を解決していく際に、完全にその原因をなくしていくことはなかなか難しいです。そのためストレスを発散していける何かを見つけたり、楽観的に考えることができる逃げ道や対策を見つけておくことがとても重要になるのです。

かゆくなった時の3つの対処法

かゆくなった時、一番してはいけないのが我慢です。もちろん「ちょっとかゆいな」くらいであれば我慢してしまっても良いですが、集中力をそがれるかゆみは早めに解決していくことが大切です。

 

解決するための3つの対処方法を紹介します。

1、かゆくなったら薬を塗る

これは鉄則です。アトピー治療で処方されたステロイド塗り薬をかゆい部分に塗っていきます。これでほとんどの場合解決していくことができます。

 

その場しのぎと批判をする情報も多いですが、ストレスの面でその場しのぎがどれほど大切かは上記で紹介してきました。その場をしのぐというのは実は非常に大きな治療でもあるのです。

2、常に薬の量に余裕を持っておく

ステロイド治療薬の活用に関する情報で、使わなくなったステロイド治療薬はすべて捨てたほうが良いという情報もありますが、ここではあえて残しておくことを推奨します。

 

理由としては「かゆくなった時に使える薬がある」という安心感がかゆみに対するストレスにとても大きなメリットをもたらすからです。

 

アトピーの人のストレスの中には「かゆくなったらどうしよう」というものも多くあります。薬に余裕があれば「塗れば大丈夫」という安心感を得ていくことができます。

 

※かゆみがないのに塗り続けてしまうのは「ステロイド依存」に陥ってしまうリスクがあります。そのためあくまでも「かゆくなった時用」と考えることが大切です。ステロイド治療薬の量に余裕を持っておくためには、確実に医師の処方を受けておく必要があります。多くの医師は症状に合わせてステロイド治療薬のランクを決めていくため安心感を得るためが主な目的にあった場合、どんどんランクの低い(弱い)ステロイドに変更されていくため、医師の処方を受けている限り、ステロイド依存になるリスクはそう高くありません。

3、余計なことはしない

上記2つで大抵のかゆみに対処していくことができます。

 

食べ物や生活習慣の改善でかゆみを改善していこうとする人もいますが、極端なことをするべきはありません。かえってそれがストレスになり、症状の悪化につながってしまうことがあります。

 

アトピーの人に対していろいろと推奨されている行動はありますが、基本的に悪化する食べ物を避ける程度で十分です。

 

体を動かすことも大切ですが、これは極端な運動不足になっている人のためであり、仕事をしている人であれば、極端な運動不足になることはそう多くはありません。

 

かゆみからのストレス、ストレスによるかゆみを予防していくことはアトピー治療にとってとても重要です。薬はストレスを減らしていく要素もあることを知っておくと良いでしょう。

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