アトピーというと世間一般的には軽度から中程度の症状をイメージすることが多いです。しかしアトピーで苦しんでいる人、インターネット等でアトピーの改善等を探す人の多くは、重度から最重度であることが多いです。重度から最重度のアトピーの症状を抱えてしまっている状況で大切なことをここでは紹介していきます。

アトピーが大きく悪化した人はまず症状を沈静化させることが必要

アトピー症状が大きく悪化したという場合に大切なことは、まずその症状を落ち着かせることです。ここが大きな分岐点なのです。

 

症状を沈静化させる前に、変に将来的なことに不安を持って「体に悪くない治療をしたい」「ステロイド治療薬の副作用が恐いから絶対に利用をしたくない」と思ってしまうと、これは重度から最重度へ症状を進行させてしまうリスクをとても高めてしまいます。

 

アトピー治療に本当の意味でしっかりと理解のある専門家は、ステロイド治療薬を恐れずに利用していきます。ベストは塗り薬ですが、症状があまりにも強い場合には、全身的な作用のある服用薬をしっかり使っていきます。

 

これは最初に症状をしっかり沈静化させておく状態とそうでない状態では、その後の症状の状態に天と地ほどの差をつけることがわかっているからです。

 

初期対応がしっかりしていれば重度、最重度にならないで済む人がとても多くいます。

入院等を選択することに抵抗を持たないように

アトピーごときで入院?と感じる人は少なくないのですが、重度、最重度のアトピーは救急車で運ばれる可能性もあるほど大きな症状をもたらします。入院も治療の選択肢として当然あり得ます。

 

入院をしないにしても、休職や休学という選択を取らざるを得ない人は当然います。一定の期間集中して治療していくことは、重度、最重度になってしまった人にとってとても大切な時間となり、アトピーの症状を一気に改善させていくためには必要な期間でもあります。

 

万が一職場は学校の理解が足りないということであれば、専門家の意見書・診断書持って、場合によっては医療関係者の付き添いのもとしっかりと交渉をしていくことが必要になります。

沈静化させた後、薬とは違う対処方法を確立させる

アトピーの症状を沈静化させていくと、肌の状態は比較的健康な通常の状態に近くなります。この段階まで到達すれば、ひとまず安心です。この状況から、いきなり症状が重度に進展してしまうということは間違った脱ステロイドをしない限りあまり考えられません。

 

※間違った脱ステロイドというのは、症状がしっかり治まっていないのに、ステロイド治療をやめてしまうことです。脱ステロイド治療はステロイドを使用しない治療ではなく、ステロイドを使用しないで済む状態になってから行なう「行動の名前」です。かゆみがある場合は、かゆみの程度に合わせてステロイド治療薬の頻度を少なくするのは良いですが、ステロイド治療薬を完全に断つことはしてはいけません。

 

肌の状態が健康な状態に近くなっても、ちょっとしたことで、軽度の悪化、そして改善を繰り返していきがちです。しかし、健康な状態を保ち続けることで、健康な状態で保っていられるようになる可能性が高いとされています。

より効果的に健康な状態を保つには

より健康な状態を長続きさせていきたい場合には、ステロイド治療薬を利用しつつ、運動をする、睡眠をしっかりとる、腸の動きを良くしておくなど、別の対処方法を確立させておくことをオススメします。

 

ストレス原を排除することも大切で、これが上手くいけば行くほど、健康な状態というのは長続きしやすくなるとされています。当然症状がまったく出てこなくなるわけではないので、適宜薬を利用していくことは大切です。

アトピー悪化予防のためにステロイドのランクは確実にチェック

アトピーの症状が軽くなってくるとしてしまいがちなのが「ステロイドのランクを下げる」行為です。基本的にステロイド治療薬のランクは医師が決定をしますが、最近では患者の意見を尊重し患者の求めるランクを処方するという医師も増えています。しかしこのような医師は実は患者のことを考えているようで、症状の悪化を招いてしまっている場合も多く、変にランクを下げるような要求はしないほうが良いです。

ランクを下げると、症状を抑えていく力は弱くなります。症状が軽くなったからと言って安易にランクを下げると、せっかく良くなってきているのに、薬が変わったことで症状を抑えきることができず、薬を塗っても症状が出てくるという状態に陥りがちです。ランクの弱い薬を長期的に利用していれば、症状は当然抑えられない状況が長く続くので、症状は悪化してしまうでしょう。

ランクは基本的に強い方が良い

ステロイド治療治療薬、主に塗り薬のランクは強いものよりも弱いもののほうが良いとされていますが、これは少し違います。確かにランクが弱ければ、より副作用の影響も小さくなりますが、基本的に弱いランクを利用するのは、小さい子ども、もしくは顔や陰部など吸収率の高い部分のみです。

 

正直な話、弱いランクのものを利用するより、強いランクのもので一気に症状を抑制してしまったほうがメリットが大きく、症状とも付き合いやすくなります。

 

ステロイド治療薬のランクは「ストロンゲスト」「ベリーストロング」「ストロング」「マイルド」「ウィーク」と別れていることが多いです。

 

一般的な成人であると「ストロンゲスト」「ベリーストロング」がメインであり、症状が軽いと「ストロング」を利用していくのが一般的です。名称的に非常に強い効果の薬を利用しているようなイメージを持つ人が多いですが、あくまでもランクの名称であり、ストロンゲストであっても、塗り薬である以上、ステロイドの副作用は小さいものになっています。

 

「マイルド」は子ども用と考えておいても良く、場合によっては子どもでもストロング等のランクを利用することもあります。「ウィーク」は赤ちゃんや吸収率が非常に高い部位にのみ利用されると言って良いです。逆に言うと、成人の症状に利用をしてもほぼ意味がないことが多いということです。

ランクと言うと弱いものを推奨する情報が多いが・・・

ステロイド塗り薬のランクと言うと、出来る限り弱いものを利用したほうが良いという情報がありますが、症状を確実に抑制していけるランクを長期的に利用していったほうが、症状をコントロールしやすいです。

 

ランクが強くても、塗る頻度や塗る量で薬の効果というのは調整していくことができます。変にランクを弱めて薬を大量に塗るより、強い薬で頻度や量を調節したほうが、薬を塗る手間の面でもメリットは大きいです。

重症の多くの人は、症状の沈静化をおろそかにしてしまっている

重症になる人は、体質的になりやすい人もいますが、多くが症状の沈静化を疎かにし、目の前の症状を正確に把握することができない状況にあります。

 

治療が必要な状況で、治療をしなければ重症になって当然です。強い薬を使ってでも急性状態の炎症が激しく続く状況を改善することができれば、その後の治療は比較的スムーズにいきます。

 

症状の沈静化を疎かにしている状況で、沈静化以外の治療をしたとしても、効果はほぼ得られません。イメージ的には治療の効果をアトピーの炎症が打ち消し、なおかつ炎症がよい大きく燃え上がるようなものです。

セカンドオピニオンをする前に、素直に症状を話すこと!

アトピーで重度に陥ってしまっている人は、医師に対する不信感も強い傾向があり、自分の症状を素直に話していく人が少ないです。どこかであきらめてしまったり、医師の話し方で「信用できない」と思ってしまいがちです。

 

しかしまた少しでもステロイド治療薬の名前を出していくと、それだけで大きな拒否反応を示していく人もいます。

 

また民間療法を試していることを隠して相談をする人もいます。

 

はっきり言ってしまうと、正直にすべてをしっかり話すことができなければ、医師も正しい処方をすることはできません。しっかり話をした結果、信頼できないのであればセカンドオピニンを試していくべきですが、情報を渡さず、自分を治療してもらうことはどんなに名医であってもできません。

 

特に民間療法を実践している人は、それを素直に話していくことが大切です。場合によってはステロイド治療と相性が悪い治療方法が見つかることもあります。民間療法はほぼ根拠がないだけでなく、どのような副作用が出てくるのかもわかりません。医師に相談をして、民間療法についての判断をしてもらうこともとても大切なことです。

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