アトピーは症状が出始めている段階で対処することができると、症状の大きな悪化を防ぎ、治療の負担を減らしていける傾向が強いです。しかし、アトピーに対して初期治療をすることに抵抗を持っていたり、偏見を持っていたりすると、症状の放置につながり、悪化しやすくなります。アトピーの症状が出始めた人がしがちなことをトップ5でまとめてみました。

第5位 かゆみに関心を持たないこと(無意識に掻き毟る)

アトピーのかゆみは「アトピーである」ということを自覚しないと、ただ異様にかゆいというだけで、かきむしってしまうことがあります。かきむしると肌はどんどんダメージを追い、どんどんかゆみはましていきます。回復するスピードよりも、かきむしるスピードのほうが速くなりがちです。

 

こうなると慢性的なかゆみになり、炎症がよりひどくなります。アトピーも初期段階であれば肌が少し赤いくらいの症状で抑えていけるのですが、アトピーを知らないと、かきむしって肌がぼろぼろになり血やリンパ液がにじみ出てきてしまう状況まで至ることがほとんどです。

 

この段階になってはじめて、異常であると気づき、「自分がアトピー」であると感じることになります。

第4位 アトピーの症状であることを受け入れないこと

上記5位で、実は「アトピーと感じることになる」と表記しましたが、感じることができる分、まだ良いほうです。アトピーを悪化させてしまう人はまず「自分がアトピーである」ことを受け入れようとせず、アトピーの症状ではなく、何か別の症状であると考えてしまいがちです。

 

いわゆる素人判断をしてしまい、どんどん悪化をさせてしまうのです。インターネットなどで簡単に症状の情報を調べていくことができるようになったため、より素人判断をしやすくなってしまいます。

アトピーの症状を受け入れられないと治療に進まない

アトピーであるということを受け入れることができないと、まず診察を受けようとはしなくなります。アトピー治療の間違ったステロイド治療の情報を目にしてしまうと、より診察を受けようとする気持ちはそがれてしまうでしょう。

 

素人判断で症状を放置していればまだ(決して良くはないのですが)良いほうです。ここで間違って素人判断を軸に治療を展開してしまうと、症状の悪化はとまらなくなります。(これが1位の項目につながってきます)

第3位 同じものを食べ続けること

アトピー治療をしている人がしてしまいがちなのが、「体に良いものしか食べなくなる」というものです。これは食事療法が良いという情報が多く出回っていることが影響していますが、アトピーを悪化させる食べ物についての情報も深く影響しています。

 

確かに食べ物の影響というのは無視はできません。アレルギー反応を示す食べ物を食べるとアトピーは間違いなく悪化します。しかしアトピーに良くないものを拒否し、良いものを食べようとすると、食事の選択の幅が極端に制限されます。

 

また栄養が偏りやすく、特定のものを食べ続けることで、体がその食べ物に異様に反応してしまい、結果としてアレルギー反応のような様子を見せてしまうようになるリスクもあるのです。

アトピーに良いとされている食事をしても治らない

アトピーに良いとされている食事をしても、治らない時は治りません。というよりも、食事は悪化させないためのものであり、食事に治療効果を持たせていくのは本当に専門的な知識を持ち、かつ専門的な素材、調理方法をそろえている人、施設でしかできないと考えておくべきです。

 

一般の人の場合、過剰に食事に気をつけていくよりも、「悪化をしない限り」は通常の食事を楽しんでいきながら、ステロイド治療薬による治療をしていったほうが良いです。当然通常の食事というのはできるだけ栄養バランスを考え、カロリー過多にならない食事です。

 

※良いものを体に入れていくよりも、悪いものを体から排出していく、「排便」に関心を持ったほうが、対策としてのハードルは非常に低くなります。食物繊維を多く摂取できる排泄を意識した食事を心がけるのも良いでしょう。

第2位 アトピーの症状があるのに薬を塗ることを面倒くさく感じること

ステロイド治療薬によるアトピー治療をはじめたとしても、多くの人が陥りやすいのが「治ったと思って勝手に薬を塗らなくなること」です。

 

これはしてしまう人が多く、再度症状が出てきた時に「やっぱりステロイド治療薬では治らない」という誤解につながってしまうので非常に厄介です。

 

かゆみが収まったとしても、赤みがある、ポツポツが目立つという場合はしっかりと塗っていかなければいけません。かゆみが収まっただけでは、炎症を抑制しきることができておらず、再度炎症が出てくるまでの時間は極短時間となります。

 

赤みが引く、ポツポツがなくなってきた場合、薬の塗る頻度を少なくする、量を少なくすると良いです。そうしておけば、何らかの理由でまた炎症が出てきて赤くなったとしても、今度はすぐに対処することで、より早く良い肌の状態に戻しやすくなります。

保湿剤とあわせていくと効果的

ステロイド塗り薬を塗っていく範囲が広い人は、薬を塗る作業をより面倒くさく感じてしまうでしょう。そのような時は保湿剤を効果的に利用していくことをお勧めします。

 

アトピーの治療だけでなく、多くの症状で利用されている保湿剤にヒルドイドという薬があります。アトピー治療を受けている人のほとんどはこの保湿剤を利用していることでしょう。当然保湿剤として優秀であるので、アトピー以外の人が利用していることも多いです。

 

この薬は副作用が非常に少ないとされており、また保湿効果だけでなく、血行促進効果などによって肌の修復機能を高めてくれる効果があります。

 

アトピーの本当に軽微な炎症であればヒルドイドだけで対応していくことも可能です。ステロイド塗り薬よりも、全身に塗りやすく短時間で幅広い部分に塗れます。炎症がしっかり抑制できていれば、このヒルドイドだけで対処していくこともできるので、存分に利用をしていくべきです。(炎症が抑制できていない部分に関しては基本的にステロイド塗り薬を利用していくことが必要です)

第1位 市販の薬を手当たり次第使うこと

アトピー治療で一番やってはいけないことです。「市販の薬」を手当たりしだい利用するのは炎症を悪化させるだけなので、大きな注意が必要です。

 

市販の薬の中にはアトピー症状を抑える効果が期待できるものもあります。しかし市販の薬で抑制できるのは本当に軽微なアトピー症状だけです。

 

軽微であっても皮膚に赤みが見られる場合には市販の薬ではなく、しっかりと医師に処方してもらったステロイド治療薬を利用していくべきです。(つまり赤みも見られないほど軽微なアトピー症状であれば市販で治療できる可能性があるということです。ただそれだけ軽微であればほとんどの場合何もしなくても症状は治まっていきます)

市販の薬には刺激物が比較的多く入っている傾向がある

いくらアトピーに効果があると表示されている市販の薬でも、市販の薬には比較的肌にとって刺激や負担となる成分が多く入っている傾向があり、これが医師から処方される薬と決定的に異なる点です。

 

医師から処方される薬は刺激となる物質が非常に少なく、効果的な成分が非常に多く含まれています。処方なしで利用されると、効果の高さが副作用につながってしまうリスクが大きくなるため、医師の処方なしでは手に入れることができないようになっています。

 

一方市販の薬は利用のしやすさが追求されており、効果というのはそれほど期待できません。利用のしやすさやコストパフォーマンスを良くしようとした結果、刺激物や不純物が多く入ってしまうことになります。

 

そのため市販の薬でアトピー治療をしようとしてはいけないことになります。市販薬の過剰利用に陥ってしまう人は後を絶ちません。これは漢方も含みます。

 

すべてステロイド治療薬への誤解が原因となりこのような状況を招いてしまっているのです。

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